四国一周ドライブ旅行

3泊4日、全走行距離1200kmのドライブ旅行も無事終了しました。
とにかく、名勝・観光スポット・アミューズメントなどはほとんど覗き見程度、ひたすら走った4日間でした!

1日目
岡山発〜徳島県〜高知県室戸市

朝早く岡山を出て、宇野港から宇高国道フェリーに乗り、高松港へ8時過ぎに上陸。
国道11号線で南下し、途中から国道32号線に乗り換えて、琴平経由で徳島県池田を目指す。
途中、AWのあまりの汚れ具合に、思わずG・Sで洗車をしてもらうことに。
予想以上に車の流れが悪く、池田に入るころには30分押し・・・。

池田〜祖谷の”かずら橋”
国道○○号線で南下して、祖谷口から左に曲がり、山の中を通る。
「細い道だろうなぁ・・・。」と予想したとおり、途中どう見ても林道以下で、何度も冷や冷やしながら走る。
突然目の前に建設重機のオシリが見え、交わそうとしたのだが、よく見ると完全に道をふさいで工事している。
結局10分ほどその場で立ち往生させられ、やっとこよけた重機の横を抜けて先を急いだ。
「AWの前に1台車がいたから気が付いたけど、AWが先頭だったら突っ込んでいたかも・・・!?」
進んでいくと、だんだん標高が上がり、渓谷は深くなり、気が付くと数百mの崖のふちを通っている。
言わずと知れた熊吾郎の高所恐怖症!
何度も、足が竦みながら、祖谷まで抜けた。
かずら橋”は2度目で、一度目は本当に怖くて渡るのが必死だったけど、今回は2回目ということで、少し怖いけれど難なく渡れました。
誘った輝のほうが腰が引けているようでしたが、そういう熊吾郎も手に汗をかいて危うくデジカメを谷に落としそうなりました。

”大歩危・小歩危”
祖谷から県道でいともたやすく国道○○号線に戻ることができ、そこから大歩危・小歩危を見ながら池田までUターン!
褶曲による地層の傾斜を輝に説明しながら走り、途中で「ネズミ捕り」の測定器に気がつき、「どこに親玉がいるのかな!?」と探すと、新道と旧道の分かれ道の陰に潜んでいて、フォレスターが捕まっていました。
ご愁傷様!

昼食=”徳島ラーメン”
井川池田ICから徳島自動車道で徳島市を目指し、徳島市街へ。
眉山の下の”○○”に入り、初めての徳島ラーメンを食べる!
お腹も空いていたこともあるが、本当においしくて、「来てよかったぁ〜!!」と心から思った!
(昨年夏の和歌山ラーメンよりGood!)

日和佐ウミガメの博物館カレッタ
徳島市から国道55号線で南下し、阿南も過ぎ、日和佐に入る。
ウミガメの剥製などに感心しながら、見てまわり、そうそうに宍喰を目指す。

宍喰の”漣痕”
国道55号線から海側へ少し外れたところに”漣痕”があるので、輝に説明がてら立ち寄る。
砂岩と泥岩の互層の表面に波の打ち寄せた痕がはっきりと残されている。
輝は、これほどはっきりした地層というものも見たことがなかったらしく、”漣痕”より地層の方に感心していた!?

目指せ、室戸岬!
後はひたすら室戸岬を目指す!
この日は台風の影響もあってか、海岸線沿いは波が高く、途中海上保安庁などのヘリが海岸付近を低空飛行していたが、後からきいたところ、高波にさらわれた人が行方不明のままだそうです。
打ち寄せる波が岩場で砕け、舞い上がるしぶきでぼんやりと景色がかすんでしまうほどで、海岸沿いを通る55号線を走っていたので、洗車がもう一度必要だなと考える。
夕刻には室戸岬に到着。
スカイラインを走って展望し、室戸市側に降りて宿を探す。

室戸市内泊
”飛び込み”なので、途中タクシー会社で聞いて、1泊2人で9000円の宿を確保。
朝食をつけてもらって、10000円に!
ちょっと”出て”もおかしくない雰囲気の宿でしたが、とにかく時間を気にせずくつろげるので決定!
宿のすぐ前の食堂で晩御飯を済ませ、疲れもあり、入浴後早めの就寝!

2日目

高知県室戸市〜南国市〜高知市〜足摺岬

室戸岬
もう一度、室戸岬を回り、歩いて海岸まで降りて、有名な「ハンレイ岩」を採取。
記念撮影などもして、そうそうに次のポイントを目指す。

龍河洞
2回ほど来たことのある鍾乳洞
太古の祖先が、この鍾乳洞の中で生活していた痕が見つかったことで世界的な発見になっているところ。
図体のでかい熊吾郎にはつらい洞道を進み、入洞した時には涼しかったが、出るときには汗だくだく!
鍾乳石にコーティングされた土器などを見て、退散!
土産物屋さんで早めの昼食をとり、休憩する。
それにしても、炎天下で駐車場の整理をしていたお兄さんがものすごく汗だくでかわいそうだった!

高知城
南国市から高知市に入り、高知城を目指す。
工事渋滞を交わすために裏道に入り、迷いながら到着!
汗をかきかき、石段を登り、高知城天守閣へ。
天守閣からの眺めを満喫しながら、涼しい風に思わず昼寝をしたくなるのを我慢!
先を急ぐために、天守閣を後にし、それでも涼を求め、出店で”アイスクリン”を買って一休み。

県立坂本龍馬記念館
輝の希望で立ち寄る。
それまでの暑さなどで熊吾郎はボーとしていて、あまり本気では見て回っていない。
輝は熱心に見入っていて、質問攻めにあう・・・・。

桂浜・坂本竜馬像
何が何でも、坂本竜馬像と写真がとりたいと言い張るので、記念館そばの駐車場に車をとめ、遊歩道を歩いて桂浜方面に降りる。
念願の記念写真は撮り、桂浜でも太平洋をバックに記念撮影!
(坂本竜馬像とのツーショットは、逆光のせいらしく良い写りではなく、公開自粛!)

黒潮ライン
国道56号線には戻らず、そのまま海岸線を走って、須崎からの国道合流を考えてひた走る!
つもりだったが、眼前には危なっかしい運転の赤色のビートル(新型)が!!
とにかく斜線は守らず、反対車線にも平気ではみ出し、対向車に何度も急ブレーキ・急ハンドルをさせていた。
後ろを走っていて、あまりにもひどい運転に警察への通報を考えたが、逆に関わりあって時間をロスしたくないので止めにした。
そのうち脇に避けたので、その間に先に出て、あとは知らぬ顔でひた走る!

中村市通過!
中村市付近の国道を走行中、そろそろ四万十川を見られると楽しみにしていると川幅10mくらいの川が出現!
輝が、「四万十川って案外小さいのね!?」の一言。
「んな馬鹿な!」
と思っていたら、数百m先に本物の”四万十川”が登場!
思わず、二人で大笑い!

土佐清水市到着!
中村市からサニーロードで土佐清水市へ。
列の頭を遅い車に抑えられ、みなさんイライラ!
やっと避けてくれて、快適に走る。
峠を越えて、土佐清水市街が見え始め、2日目の宿を探し始める。
峠に1つあったが、食事に困るので、またもやタクシー会社で尋ね、近くの旅館を紹介してもらい確保!
一日目と同じように外食し、夜食を買って帰ろうとしたら、すでにお店は閉まっている。
捜し求めたが、結局我慢して、缶ジュースだけ買って旅館へ帰る。
夜中にお腹が空いたが仕方がない,我慢・我慢!
この宿は,お風呂が家族風呂だったのですが,ミミズさんがはっていたので,気が気ではなく早々に上がる。
空腹を我慢するために就寝・・・・!

3日目

足摺岬〜竜串海岸〜トンボ公園〜四万十川〜四国カルスト〜道後温泉

足摺岬
足摺岬は断崖絶壁のため,○○の名所としても有名らしく,輝に連れて帰らないように頼む!
スカイラインを走り,展望台からの眺めに思わず「お〜!!」と声を上げてしまった。
友人からも聞いていたとおり,確かに断崖絶壁!
高所恐怖症の熊吾郎は脚がすくむ!
灯台下まで歩いていき,記念撮影!
あとは,お土産を買って,竜串を目指す。

竜串海岸
竜串海底館を目指す。
海洋館は外観的に小さかったのでパス!
一度も寄ったことのない,海底館タイプを選ぶ。
ここの海底館は駐車場から歩いて5分くらい先にあり,途中”漣痕”を眺めながら海底館へ。
海底館に入り,海中の生物たちを眺める。
残念ながらこの日は潮が荒く,海水も濁っていて余り見ることはできませんでした。
でも,瀬戸内海では見ることができない,TVなどで見る熱帯性の魚なども見ることができて少し満足!
でも立ち上がろうとした輝の頭でアッパーカットをくらい,唇が痛くて・・・。

トンボ公園
中村市まで帰り,トンボ公園を訪れる。
本当はトンボ公園内を散策したかったが,時間の関係と暑さのせいで博物館のみの見学とする。
それでも四万十川流域だけでもたくさんのトンボの種類がいることに驚き,世界のトンボの種類・大きさ・小ささに驚きながら博物館をあとにする。
目の前を飛んでいたシオカラトンボが葉にとまったので,デジカメで写真をとってむりやり満足!?

四万十川を遡上!?
国道440号線沿いに四万十川を遡る。
輝が”沈下橋”に興味を持つが,どんなものか想像しにくく,時間も急いていたので途中にあった名もないような沈下橋で我慢してもらう。
それにしても,何故かkumateru夫婦(熊吾郎)が選ぶコースは道が悪い!
せまく,荒れていて,国道と呼ぶことすらおこがましい!?
そんな道ばかりである!
(和歌山県で体験した国道(ガードレールなし)よりはましだったかも・・・。)
R440も,途中上記のような道で,対向車に冷や冷やしながら走行を続ける。
お腹が減ってきても,立ち寄れそうな食事処も見つからず,江川崎まで我慢することに。

”江川崎危うく(?)事件”
ガソリンが減ってきて,やっとこ江川崎で給油!
ハイオク120円に”高い!”と思いながら,世間話をしながら給油してもらい,いざおっちゃんが給油口のキャップを閉めようとした時,「ゴボッゴボッ」と給油口からガソリンがあふれ出した。
勢いは止まらず,ばしゃばしゃと流れ出したガソリンをどうしていいものかおっちゃんと二人で思案!
発火しやしないかと心配したが,何とか吹き出しは止まり,給油口を閉めエンジンをかけたが大丈夫そう・・・。
一応水で洗い流してくれたが,どうもこの暑さと上記の悪路(!?)の長距離走行のため燃料タンク内の空気(気化したガソリン!?)が上手に抜けきれなくて逆流したのではないかと結論!(後から知り合いの整備士さんに聞いても同じ解答でした。)
そのまま様子を見ながら走行継続。
結局,メーターなども正常に作動し,不調もなかったので安心!

またもや”これでも国道!?”・・・。
十和村のスーパーで食料(昼食)を買い込み,食べ食べ走行。
しばらくして大正村(町?)を通過。
道の駅で四万十川関連のお土産を購入し,いざ檮原を目指して北上する国道を選択!
これがまたまた”これでも国道!?”コースの始まり・・・・。
しばらく走っても道にはセンターラインがある!
「もしかして,このカーブを立ち上がったらいきなり狭かったりして!?」と冗談をかましていたら・・・本当に狭くなっている・・・。
さすがに輝も絶句!
そこから50km,ほとんどセンターラインもない,林道のような道をひたすら走る走る!
対向車に詰まり,ダムのほとりの崖に冷や冷やし,タダひたすら檮原に早く抜けることだけを願って・・・!
この頃からのkumateru夫婦の合い言葉「センターラインが恋しい」=広い走りやすい道を走りたい!
ほとんど無言になりながらも何とか走り抜け,檮原へ!

四国山地越え!
「四国カルスト左折」の看板を見つけ,左折し,四国山地を目指す。
「どうせこの道も・・・。」
と,ぼやいていると,案の上”林道”・・・。
ひたすら四国山地の山を登り続け,途中「天狗峠バイパス」の文字に一瞬喜ぶが,そのバイパスも300mで終わり,結局は悪路と呼ぶにふさわしい道を延々と登りあげ,やっと峠にさしかかる。
「四国カルストはどこかな??」と地図を見ると,その場所が四国カルストの場所でした。
峠からさらに脇道であがっていくとカルストの展望台などがあり,期待して上がっていくが,何と雲の中で期待した景色はまっしろ・・・。
仕方なく看板の前で記念撮影して,四国山地を下ることに。

目指せ,道後温泉!
さすがに下りは上りほどはしんどくはないが,途中の工事のために何度も一旦停止を要求される。
どんどん標高が下がり,やっと国道○○号線に載る。
かなり下った気がしていたので,もう一番低いところまで降りていると思っていたが,ふと国道沿いの川を見ると,”逆”に流れている・・・!?
自分達は下っているのに,川を遡っている!?
その後,その理由に気がつくが,気がつくまではとても変な気分でした。
実は下りきったと思っていたのは,まだ高原上で,まだそこから1000m近く降りないと松山市内には入れないことに気がつきました。
ひたすら降りていき,やっと国道11号線なんかの看板がでるようになり,一安心。
この頃時刻はPM5時過ぎ。
旅館に早く着きたい,お腹空いた,とぶつくさ言いながら,でも予定より少し遅れて,”旅館古湧園”に到着。

道後温泉泊
ついて早々,1泊目・2泊目の旅館とのあまりの違い(当たり前じゃ!)に驚き,うれしくて二人ともニコニコ笑っていた!
7階の部屋に通され,部屋の良さにも上機嫌!
おもわず,「こんな部屋に泊まっていいのかな!?」と落ち着かないくらい・・・。
入浴の間に食事の準備をしてくれると言うことなので,二人とも温泉に入る。
道後の湯は熱いので,温湯が好きな熊吾郎は長湯ができない。
それでも我慢して長湯したつもりで部屋に上がったが,やっぱり輝はまだまだ長湯・・・。
せっかくの冷え冷えのBeerがぬるくなるまで待たされて,やっと乾杯&夕食!
食事もおいしく,Beerもすすみ,気がつけば飲み過ぎの2本目・・・。
当然疲れのせいもあり,一気にEtOHが回り,ふらふらに。
食事も済んで,輝はもう一度お風呂へ。
熊吾郎はそのままダウン。

4日目

朝食は和食のバイキング!?
もともと定食風に用意してあり,それでも足りない人はバイキングで,というもの。
お腹いっぱい食べてエネルギー充填!
この日は,岡山に帰り着けばよいので,のんびり宿を出る。

最初に”石手寺”に参拝。
kumateru夫婦は石手寺は2回目。
前回は夕刻遅く来たので,まともに参拝もできませんでしたが,他のツアーのガイドさんのお話を盗み聞きしながら,境内を回る。

松山城
お城好きというわけではないが,松山城は見るに値するということで,ロープウェイで上がり,後は歩いて天守閣へ。
天守閣から眺める松山市内は非常に広い!
360°眺めて,降りながら展示されている資料などを観る。
天守閣から出た広場の茶店で,熊吾郎はソフトクリーム,輝は宇治金時を食べて涼をとる。
この日は,最終的に”しまなみ海道”を経由して岡山に帰る予定にしていたが,”四国1周”と銘打って愛媛で終わりは変かな!?と結局香川に戻り,フェリーでのコースに変更することに決定。

道後温泉本館
道後温泉本館での入浴を最後のイベントとして決めて,駐車場に車を止め,入館。
980円の”玉ノ湯二階席”にし,いざ入湯。
やっぱり道後の湯は熱い!
ここでこそ長湯をしようと考えていたのに,けっきょく10分くらいしか入れなかった・・・。
そこからが忍の一字。
輝は平気で長い長い湯で,30分以上待たされ,湯屋の方にも変な顔をされ,「早く上がれ!」とイライラ・・・。
結局,入湯時間1時間をゆうに超え,それでも他にお客さんも少なく,のんびりとできたのかも。
んでもって,皇室専用のお風呂なども見学し,退散。
本館前の商店街で遅めの昼食,買い物をし,道後を後にする。

今治経由高松港
道後の湯ををもう一度楽しんだ(!?)後,”しまなみ海道”を経由して帰るつもりだったけど,”四国一周”と計画した訳なので,今治経由で国道11号線に入り,そのまま高松港を目指してひたすら走行!
途中,睡魔にも襲われましたが,息抜きもしながらひたすら下道で走る走る!

宇高国道フェリー〜岡山着
高松市に着いて,高松駅ビル2Fのうどん屋さんで晩ご飯を済ませて,8時14分発のフェリーで宇野港へ。
あとは陸路(当たり前じゃ)岡山・南輝へ。
3泊4日の四国旅行,おしまい!