「始めてのUO」
「UO・・・ついに買ってしまった」 やってしまったのである。 風の王国というネットゲームに飽きがきて、買ってしまったのだ。 前から興味はあったのだが、ある噂を聞いていてやる気がしなかったのだ。 UO世界は盗賊で溢れていて、毎日のように抗争が絶えない・・と。 「な、なんて怖い世界だ・・。」 とても、善人の私が出来るゲームじゃない。 ところが在る日、会社の同僚がUOやろうよと、言ってきたのだ!!。 恐ろしい噂を、俺に教えてくれた張本人である。 「本気でやる気かいな?」 思わず聞いてしまった。 しかし、即答だった。 「おう!!」 あれほど、「UOの世界では生きていけんよ」、と唱えていた彼がやる気で居る。 何故だ・・・・? 「UOの世界って抗争の嵐なんやろ?生きていけるんか?」 疑問をぶつけて見た。 「平気だよ。世界が2つあって一つは何でもあり、もう一つは犯罪行為いっさい禁止の世界があるから。」 そう言う事だったのか。 ※ 「さて、どんなキャラにするかね〜。」 キャラクタメイキング画面で悩んでいた。 キャラ名と外見は決まったのだが、どのようなキャラにするか決めていなかったのだ。 色々なサイトを見てみると、最初は職人系のキャラが良いとの事。 「そんじゃ、職人系で行きますかな。」 最初から設定されている、職を選ぶと初心者対策がとられ、敵の攻撃目標に成らない等の保護を受けられる。 そこで、大工を選択。 なんでも極めると、作ったものに名が刻めるらしいのだ。 職系のスキルは大体極めれば、名が刻めるようだ。 ステータスを振り分け、キャラ完成。 キャラ名・・kuwatoro。まあ、当然ですな。w 職業スキル・・大工、弓作成、など。 まあ、こんな感じ。 完了ボタンを押し、チュートリアルへ飛ぶ。 ここでは操作方法と基本的なコマンドを教わる。 チュートリアルが終わると、初心者の町「ヘイブン」へ。 くわ「つ、ついに、来てしまったか。」 周りには、YOUNGのマークが付いたキャラがごろごろいる。 まあ、初心者とコンパニオンと呼ばれる人しか入れない町だから当たり前。 物価も他の町に比べ安いとの事。 くわ「しばらく、ここで修行すんべ。」 徐に、バックを開いて見る。 オノがある。しかし、之をどの様に使うのかが判らない。 取りあえず、周りの人に聞いてみよう。 くわ「すいません〜、木ってどうやって切るんですか?」 A「ごめん。判らない、俺も始めて来たんで・・・。」 当たり前である。最初に降り立った地点には生まれたてばかりなのだから。 そこで、取りあえず、ヘイブンの町を探索して見ることにした。 歩いていれば、そのうち木を切っている人もおるやろ。 初心者の町だけあって、各職関連の訓練所がある。 しかし、大工訓練所が見当たらない・・。 くわ「何故だ・・・。?」 町の周りには森がある・・まさか!! そう、そのまさかであった。 森そのものが、訓練所なのだ。大工は木が材料になるだ。 森を探検していると、木を切ってる人発見。 さっそく、切り方を教えてもらい、木こりになる。 そこそこ、木が貯まったのでツールを使い物を作る。 くわ「おお、椅子完成〜。」 感動の一瞬であった。。 こうして、大工修行の日々がしばらく続いた・・・・。 数日後 初心者マークが取れる時が来たのだ。マークが無くなった瞬間、最初に設定した町に飛ばされるのだ。 いくつか、条件があるのだが、俺の場合は一定のスキルが貯まったのだ。 くわ「さて、これで、俺もYOUNG卒業か。」 一緒に始めた同僚(以後DIE氏)は先に卒業していたので、俺はヘイブンに取り残されていたのだ。 大工ツールを使い、盾を作る。そして、スキルが上がった。 くわ「おっしゃ〜〜〜いくで〜〜〜〜。」 メッセージが出た。その瞬間、くわは、ブタリタニアの首都ブリタニアに飛ばされたのであった。 かくして、UOへの扉が開いたのであった。 完 |
次回、UO日記
「ああ、青春の土エレ!!」