GPSロガー ASG−CM11を購入した。その後ASG−CM13も

 ユピテル(YUPITERU)のGPSロガー ASG−CM11を購入していろいろ試してみた。購入後約1ヶ月たつがいろいろ問題があることがわかった。
 その後ASG−CM13も購入した。致命的欠陥は改良された。

衛星の捕捉時間と精度について

 衛星の捕捉は空が比較的開けている場所では、大体40〜50秒で捕捉し精度も比較的良い。
再捕捉もかなり早いみたいだ。みたいだ、というのはこの機器は捕捉しているか、ロストしたのか表示器がないのでわからないのである。精度も良い。GPS電波の反射がありそうな高層建物の側を通っても比較的良い軌跡を示す。むろん場合によっては軌跡が建物の中にめり込んでしまう場合もあるのだが。

 私の場合この機器を購入する前にいろいろのGPSロガーを購入した。WBT201、DG100、
WSG1000、m−241、GPSports−245、iBLUE747A+ 等である。このCM11は今あげたGPS機器の中で、最良ではないが、良い方の部類に属する、と私は感じる。いろいろ買ってしまった。GPS病にかかってしまったようだ。今回地図付きがほしくなり、ASG−CM11を購入した。

8.マップマッチングは正常に働いているのか?

 電源をONした時点では、ログ取りをスタートするボタンが薄字であり、しばらくするとはっきり表示され、スタートボタンを押すことができるようになる。多分この時が衛星を捕捉したときなのだろう。しかし、その後はどうなっているのかわからない。コンクリートの建物に入り多分ロストしているだろうと思っても、確かめるすべがない。取説にも何にも書いてない。捕捉状態かロストなのかの表示は、最も見やすい位置に置くのはGPSロガーのお約束なのではないか、と思うのだが。今まで買ったロガーではどれもすぐに見える画面で表示していた。ASG−CM11の場合、自転車か歩行かを示すアイコンがトップ画面にあるが、これの代わりに衛星表示をしてもらいたいものだ。
 ASG−CM13では状態表示アイコンを設定すれば、見えるようになった。

6.衛星を捕捉しているのか、ロストしたのか表示が欲しい

 この天空図は「GPS測位情報」という名前で、設定事項の中にある。これを見ようとすると、まず設定用のボタンを長押しし、更に4回タップしなければならないような階層が深いところにある。更にこの情報はログ記録中には見ることができない。この種の情報は常に手軽に見ることができるべきで、ASG−CM11の「i]というインフォーメーション表示にあるべきである。この情報は設定事項ではないし、この位置はどう考えてもおかしい。早急に位置を変えてほしい。
 この点もASG−CM13でも変わらないなあ。精々2タッチくらいにならぬものか。

4.GPS天空図をもっと階層を浅い位置に

 1.の問題と関連するのであるが、電子コンパスの制御がおかしい。取扱説明書によれば、停止時とか速度が遅いときには電子コンパスで地図の方向を決め、ある速度以上では移動方向で地図の方向を決める、と書いてあるのだが、どちらが制御しているのかぐたらめである。

 電源をONしてしばらくの間は電子コンパスが制御しているらしいが、衛星を捕捉してから移動した後停止した場合、どのような制御をしているのかわからない。1.で書いたように回転状態になり、何をしているのかわからない。

2.電子コンパスの制御がおかしい

3.地図の細部が非常に見にくく、縮尺変更時の表示がものすごく遅い

ところが地図について問題点が多いのである。

 マップマッチングのON/OFFの設定ができるようになっているが、ONの設定の時本当に働いているのか疑問である。ONにしてログを取り、後ほどパソコン上で軌跡を見てみると建物の中に食い込んでいる場合が多々ある。ONであれば、電波状況が厳しく正しい位置が取りにくい場合でも道路上に強制配置されるだろうと理解していたが、そうではないようだ。場合によっては、電波状況が厳しいときは隣の道路に配置される場合もあって良さそうであるが、そういうことはなく建物に食い込んでいる。

1.静止時に地図が回転してしまう。

 私の場合ASG−CM11を自転車やウオーキングに使っている。自転車に装着し、目的地を設定して出かける。どこかの交差点に止まり、どちらの道を行こうかな、と思いASG−CM11を見る。だがかなりの確率で地図が回転してしまう。それも90度とかそれ以上に回転してしまうこともある。見ているとまたくる、くる、と回転するのである。あれーこの方角は地図のどちらなんだろうか、と考えているうちにまた回転する。これは使い物にならない。
 地図の表示は、ノースアップとヘッドアップがあり、ノースアップは常に北を上に表示し、ヘッドアップは進行方向を上に表示する。本記事ではヘッドアップのモードの場合である。

 かってMioではこのような現象が発生したことがある。次に買ったNuviでは回転しなかった。GPSはどうしても誤差が付きものだから、測定した値そのものから何の処理もせず方向を出せば回転してしまうだろう。Mioを買ったのが大体5年前、Nuviは3年前だから、現時点では解決済みの問題かと思っていたが、ユピテルでの技術レベルはこんなものなのだろうか。

 ユピテルはほかにもGPSと地図を組み合わせた機器は扱っているから、まさかこんな問題を未だに抱えているとは思わなかった。至極残念。
 エラーを含みつつも速度が例えば1km/hと計算されたなら、地図の角度は前の状態を保持する等、解決法はそれほど難しいものではないだろう。この限界速度はユーザーが可変できることが望ましい。現在でも、ある速度以下ではログをとらない、という設定項目があるので、その気になれば極めて簡単に実現可能であろう。是非ファームウエア改修で解決してほしい。
 ASG−CM13ではこの点は改良されたようである。回転することはない。使いやすくなった。

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 ASG−CM11には現状ではいろいろ問題点が多い。冒頭に記述したようにロガーとしての基本性能はかなり良い方に属するのに、地図周りの性能が悪いのは残念である。この設計者はロガーの経験がまだ浅いのだろうか。地図の回転など現場で使ってみればすぐおかしいのに気づくはずである。また改修も容易にできそうな点が多い。パソコンの前に座ってばかりいないで、現物を持って現場で使ってみて欲しい。またガーミン等先輩製品を使ってみて欲しい。ガーミンには長い間のユーザーからのクレームで鍛えられた歴史がある。ガーミンは価格が高すぎだけれど。ユピテルは価格が安い点でガーミンに影響を与えるだろう。

 次のバージョンであるASG−CM13では地図の回転だけは確実に直ったが、その他の点ではあまり変化がない。この点ちょっとがっかりだ。

それで、

 移動したい目的地の設定ができるが、その地点付近を見るのに苦労する。普通カーナビなどでは目標地点を設定すれば、すぐその地点の地図を表示して概要を見ることをできる。ところがASG−CM11ではこれができない。見ようとすれば、設定後地図の縮尺をちんたら何回も換え、地図ポジションを何回もタップしなければならない。これらの動作は3.にも書いたように非常に遅いのである。いい加減いやになる。

7.目標地点の地図をすぐ見たい

 移動した軌跡をASG−CM11のLCD上で見ることができるのであるが、わざわざ「履歴」を呼び出さないと見ることができない。移動しながら地図を見て、今まで移動してきた道を表示できるようにして欲しい。確かガーミンではできていたと思う。どこかで道に迷い今来た道を引き返したいような場合必須の機能であろう。
 ASG−CM13ではぜひ改善して欲しかったが、やっぱりダメ。

5.移動軌跡はリアルタイムで見えるようになるべき

 地図の縮尺を小さくした場合、かなり小さい道まで表示されるのであるが、これが非常に見にくい。地図の背景色と道の色が似かよっていて、非常に見にくいのである。なぜこんな見にくい表示にしたのか理解に苦しむのである。元々ASG−CM11のLCDはコントラストが良くないのに、更に色の配置がまずいので、見にくい。自転車で走行中にはとても見えない。是非地図データの改修をお願いしたい。
 更に縮尺を変えたとき地図を再描画するが、この速度が極めて遅いのである。他社競合品と比べ遙かに遅い。あれ、動かないなあ、フリーズしたのか、と思っているうちにやっと動くのである。これはどうにかして欲しいなあ。
 この点はASG−CM13でも変わりは無い。相変わらす遅いし、見にくい。