海外出張とかで格安店でソフトを購入するとか、海外の通販で購入するとかで、日本国内で購入するよりもかなり安くソフトを購入できる。ただし、当然のことながら言語はその国の言葉、、多くは英語になってしまう。

 私はphotoshop CS2を入手したが、言語は英語であった。前からphotoshopは使っていたので、ソフトを使う上で特に大きな問題があるわけではない。しかし、やはり日本語表示のほうが当然直感的にわかり、使い勝手がいい。
 それで、日本語化パッチ等がないかWEBで探してみたが、見つけ出す事ができなかった。Adobeのサイトを調べてもみたが、日本語化サービスはしてないようである。

 まあしょうがないな、と思いつつ使っているうちにCS2の日本語の体験版があることがわかり、ダウンロードしてインストールしてみた。やはり日本語の方がいいなあと感じつつ、両者を併用して使っていた。日本語のこんな言葉は、英語表記ではこんな言葉だったのか、と興味深い。しかし、体験版は30日間しか使えない。

 ある時ふと思い英語版のphotoshop.exeを体験版のほうにコピーし、起動してみた。日本語表示になるではないか! やったと思い使ってみると特に問題なく使えるように見えた。しかし、shift キーを押すと何かが足りない、とかのメッセージが出て強制終了してしまう。やっぱりダメか、と思ったがいろいろトライしてみると次のような方法をするとうまく動作する事がわかった。英語版は既にインストールしてあるものとする。OSはWin XP Proを使っている。

 1.日本語体験版を英語版とは違うフォルダにインストールする。(違うフォルダにインストールする   には、カスタムインストールを選択する必要があったような気がする。)

 2.英語版のフォルダの中の全てのファイルを、体験版のフォルダの中に強制上書コピーする。
   大切なのは、上書コピーをすることです。この時点で photoshop.exe を起動すれば、日本語化   されたphotoshopが立ち上がり、shift キーの問題もありません。

 3.このコピーの結果体験版のほうのフォルダには、日本語と英語用の同じ機能を果たすソフトが   ダブっている状態になっているので、英語の方は削除して問題ない。ダブっていても気にしない   ならそのままでもOKである。

 4.本当は2.で全てをコピーしなくても、最小限これ等だけをコピーすればOKというファイル群が   あるはずだけれども、私はそこまでは追及してない。

 この様にして日本語化した英語版ソフトを使っているが、今のところこれといった問題は発生していない。もっとも私の場合、デジカメで取った写真を修整しプリントするくらいの機能しか使っていないので、細かい機能になれば問題があるかもしれない。取りあえずは日本語版と同じように動いているみたいなので、大満足である。

 ちょっと気にかかるのは、体験版は30日試用したら使えないことになっている(実際に30日以上たって体験版を起動してみると起動できなかった。)が、今の場合変則的に一部を使っている事になる。こんな使い方は、厳密にはまずいのかな? まあこんなアマチュア的使い方なら勘弁してもらえるに違いないと勝手に思っている。
 この記事を見て試してみる人もいるかもしれないが、自分のリスクで行ってほしい。私は一切の責任を持てない。

Photoshop CS2を日本語化した。
    ---やはり日本語の方がいい