海外犬事情


 <ニューヨーク・ウェストミンスタードッグショー>
   (2007年6月7日記)

 2月12、13日にNYのマディソンスクウェアーガーデンで開かれた、ウェストミンスタードッグショーを観戦してきました。チャンピオンのみ2500頭の参加で、二日間、朝8時から夜11時まで熱気の冷めないイベントです。日本ではあまり見かけない珍しい犬種や盛り上がったショーの雰囲気に感動し、また行ってみたいと思うような展覧会でした。
 ショー前日には会場の前にあり、犬も一緒に泊まっているというホテルペンシルベニアを訪れました。そのロビーで巨大なオッターハウンドに会い、いよいよアメリカの犬たちと出会えるのだという実感が湧いてきました。ホテルの地下にはシャンプー室、広いトイレ、運動マシーン、犬グッツのショップなどがあり、ショー前に多くの犬を見ることができました。
 ショー当日は朝7時半頃、会場のチケット売り場に行きました。すでに10人程の日本人ハンドラーの団体が到着していて、初めて参加の私達はホッとしました。入場料は2日通しで1人75ドル、およそ9千円です。会場はバスケットのMBAで使われるところで、周りの観客席と7つあるリングの周りで見学することができました。スケジュールを見ながら、好きな犬のリングをチェックして移動しますが、リング周りの通路は非常に混雑しています。しかし良い犬を近くで見たいという思いは強く、両日ともリングサイドでじっくり観察いたしました。
 そこでわかったことは、アメリカの犬は筋肉が良く付いているということです。これが、日本の犬との大きな違いだと思います。短毛のスポーティングドッグなどは、筋肉ムキムキがはっきりと見えます。まるで恐竜の筋肉のようで、しっかり割れていました。アメリカのショードッグは、広い場所でしっかりと運動をさせられていることも評価の対象になるのです。私は犬本来の姿が求められていることに、すばらしさを感じました。   
 では、ここで写真の説明に入ります。

 右上はショーに出たコモンドールです。触らせていただいましたが、柔らかく清潔でびっくりしました。私の好きな犬種はオールドのように大型であるためか、オッターハウンド、ブリアール、コモンドールなどです。珍しい犬ですが、今回全て見られました。
次段、左はHペンシルベニアの地下トイレ。2番目は運動するブラッドハウンド。大きいです。この犬に関しては「追跡犬ブラッドハウンド」(ハヤカワ文庫)という小説で素晴らしい嗅覚を知ることができます。3番目はショーの受付。皆さん親切でみんなでショーを盛り上げようという気持ちが伝わってきました。4番目はショーの様子。チャンピオンのみということで、どの子も素晴しく見えます。誰が選ばれるのか、自分でも予想して当たるがどうかを試してみるのもショーの楽しみです。

 次はいよいよオールドです。昨年選ばれたオールド、スモーキン君は、ハーディンググループでも1席を取ったので新聞の反面を使って特集されていました。住まいはスイスのような景色のコロラド州で、オーナーハンドラーのジョンソン一家と暮らしています。グルーミングしている写真は、ニコちゃんにも似ているようで、オチョンピンが可愛い普通の子でした。私はオールドのショー用セットが好きでないので、普段の様子の方がステキに見えました。今年もスモーキン君、出場していましたが残念ながら他の子が残りました。オールドは全部で19頭出ていて、その光景は迫力がありました!
 

下の段、左はグループ戦の様子。7グループから1頭づつ選出され、7頭の中からベストインショーが決定されます。今年はトイグループで日本のトイプードルが選ばれました。日本のショーでよくお見かけする方の犬でしたので、嬉しくなりました。結局今年のベストインショーは、イングリッシュスプリンガースパニエルでした。(右上へ)

 次はヒルトンHの前の屋台で売っているマトンの美味しいお弁当。とても人気があっていつも行列です。私たちはNYではほとんどレストランに行かず、デリやマーケットで食事の準備です。それはレストランは時間がもったいないのと、地元のお店がとてもおもしろいからです。今回はコロンバスサークルの夜10時まで開いているホールフーズマーケットによく行きました。

3番目の写真はブリアール。最近、コーヒーのCMでメグ・ライアンと共演してますね。

4番目はタイムズスクエアーの様子。ハ−シーズやトイザラスもあって夜12時ごろまでにぎやかです。

5番目はロックフェラーセンターのスケート場。

6番目は帰国予定日に雪が降り2日間帰れなかった時の風景。帰りの飛行機は取れなし、ホテルも取り直しで、苦労しましたが今では貴重な体験!


 <2003年ニューヨークの犬たち>
 2003年8月ニューヨーク、ユニオンスクエアの朝市で二頭のオールドに会いました。同じ犬種を飼っているだけで本当にフレンドリーな気分になります。アメリカで何度か家庭犬のオールドを見かけていますが、みんなカットされていて小ぶりでした。ビスケッツ&バスというペットショップで店員さんにソフィーの写真を見せましたらゴージャスと驚いていましたので、ショードッグ以外、フルコートのオールドは少ないようです。
ユニオンスクエアにはドッグランがあり、普段はアパート住まいの犬達が集まって遊んでいきます。しばらく様子を見ていると、おもしろいことを発見しました。よその犬の面倒まで見るマメな飼い主、自分の犬が意地悪をしてもほおっておく飼い主、仲のいい犬、そうでない犬。結局、国が変わっても犬をめぐる社会は日本とちっとも変わらないということがわかりました。

 <2001年5月 ニューヨーク ドッグズウォーク参加>

 2001年5月、ニューヨークで毎年開催されているドッグズウォークに行きました。このイベントはアメリカ・ガン協会主催のもので、一万頭近くの犬が参加すると言われています。当日のリバーサイドパークは見渡せば犬だらけで大感動。犬種も様々でみんな良くしつけられています。協賛企業も多く、沢山のプレゼントをいただきました。
 真ん中の黒いバッグは大会オリジナルグッズの一つ。右のパンフレットは厚さ一センチ、スポンサーの企業や病院、個人のページがありアメリカ犬事情が盛りだくさん。宝物です。左の箱は、オールドネイビー(ギャップやバナナリパブリックの兄弟会社)からのクッキー。裏に5ドルのクーポンが付いていてシッカリ犬グッズの購入に使いました。

 <アメリカの本屋さん>

 海外に旅行に行った時、本屋さんに行くのが楽しみです。アメリカではバーンズ&ノーブルというお店がポピュラーなようで見つけると入ります。以前は犬関係の本が多いのに驚きましたが、今では日本も増えました。よく見る雑誌は、「DOG WORLD」「DOG FANCY」「DOG&KENNEL」「ANIMAL FAIR」などでだいたい4〜5ドルです。本はやはり写真が素敵です。オールドが載っていると買ってしまします。下段左のオールドが表紙の本は、子供用のペイパーバックで何かの金賞を取っているようです。思わずゲット!しかし今だ未読。真ん中の雑誌は「ビッグドッグ」という衣料雑貨店のカタログ。

 <ビッグドッグ>

 ニューヨークのビッグドッグでプレゼントされた縫いぐるみ。スターウォーズのダースモールに扮しています。ここのお店には犬グッズもあり、バッドドッグシリーズは笑っちゃいます。一押しのTシャツには、スパイスガール、メンインブラック、スターウォーズ、ポケモンなどに扮したセントバーナードがプリントされていますが、オールドに似ていなくもありませんので親しみを感じます。
 昨年、生まれてすぐ亡くなった子犬は、この縫いぐるみにそっくりな柄でしたのでモールちゃんと名づけました。ビッグドッグは九州の福岡にも支店があるようです。
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