SKYFISHER NEW ALBUM
eco-side 21
COMMENTS


今回の作品は、多分、本人がどう思おうと、ですが、野心作です。
以前の、自分たちの生のエナジーをテクノロジーの衣をまとい世の中を煙にまく、といった手品は、ここにはありません。
旧来に同じくギミックや音楽的トリックはあります。
しかし、このすべて、生の表現として行われています。
今回の、最大のギミックは、多分、『エコロジー』というキーワードでしょう。
モモヨ

うわあぁぁぁ!!すんごいテンション、ブリリアントにグイーン!!!引き込まれます!超絶変に加え、圧倒的な攻撃性は前作をも凌ぐ出来栄え。昨年からドラムボーカルに転身した中山貴史のライブでのパフォーマンスも圧巻です。
まるで水を得た魚が中空に飛び立つが如く。
Get it! SKYFISHER!!!
阪内Djambo大(池袋LIVE INN ROSA)

「理性的」であろうとするがゆえに身につけてしまった「笑いながら怒る人」のような分裂症的平衡感覚──でも、その実、ふたつの感情は幾度とない衝突を繰り返しながら莫大な熱に変換されて、超ハイテンションなサウンドの中で大バースト!みたいな音楽(個人的に好きなタイプ)の中でも、Skyfisherの作品は、それに加えて「カラッとしてる」ところが白眉だと思います。なにかを憂いでいるにしても、諦めてないし、かといって押しつけがましくもない。僕にとっては、そういうところがSkyfisherの最大のチャームポイントだし、それはみなさんの人柄(=才能)がゆえになせる業なんだろうなーと思うのです。
矢野博康

濃塩酸と濃硝酸を体積比3:1で混合した発煙性の液体は、通常の酸には溶けない金や白金をも溶かすことから、「王水」と呼ばれる。それを知った彼女は「金を溶かす!理科室の鍵はどこだ!」と躍起になったが、溶かす金はどこにあるのか?さて、ベースの前田さんもキーボードの今村さんも十分な美形で助かりますが、ギターの伊川先輩が一番美人だと思います。一方その頃、どちらかと言うと発煙性の中山先輩は、今日も何かを溶かしたい眼差し。
茂木淳一(千葉レーダ/スキージャンプ・ペア実行委員会専属アナウンサ)

カオスと均衡、破壊と建設、色んな事のスピードアップは極まり、フォローできなくなった生身の人間は悲鳴をあげながらあちらこちらでモバイル神経症に陥る。しかしそれでも機械制御の新たな規律は人々を再び無意識の支配下におさめ猛スピードで未来へと突き進むのだ。放射線状に。80年代にさんざん鳴らされた警鐘が亡霊のヒステリーのように鳴り響く、しかも20年前より更に爆音で。スカイフィッシャーの音とはそういう事だ。そしてそれは今なお痛切にリアルである。拷問椅子のように見えるドラムセットに座って苦悶の表情で叫びまくるVO.中山君は『未来世紀ブラジル』の主人公、サムのように純粋に壊れている。
吉田肇(PANICSMILE/秋葉原CLUB GOODMAN)

なんつうか、どんなにボリュームを小さくして聴いても限りなくあふれ出してくる感じだね。一度CDスタートさせると、最後まで止められない強迫感もあって、リピート設定してたら大変だし。ipodで他のCDとシャッフルしても、中山くんの声だけトゲトゲに飛び出てきそうで、混ぜられない。そのくらい、なんかやかましいアルバムでした!
かとうけんそう

懲りてないよ!リーダー中山君が、入籍後、狭義のテクノという大義名分にしばられず、ピュアな音楽成分を抽出した本作は、めげずになぜかスクスクとしていて、とてもふっきれたように良い。昔の作品から聴いている僕がいうのだから『まちがいない!』
サエキけんぞう

順次追加していきます

BACK