Role & Rollにおけるクトゥルフ
Vol.51-

  • 新紀元社発行のRPG専門誌「Role & Roll」における“クトゥルフの呼び声”(“クトゥルフ神話TRPG”“コール オブ クトゥルフ d20”“クトゥルフ・ダークエイジ”及び“クトゥルフ神話TRPG 比叡山炎上”)関連記事です。
  • リスト化されているのは基本的に私の所有分だけです。
    また、シナリオの紹介文ではネタばれしている危険もあります。

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記述例
記事の掲載誌の号数(初版発行日)
記事名
著者/訳者等(敬称略)総ページ数
記事の概要

Vol.51 (2008.12.22)

アーカム計画
ラヴクラフトの幻夢境
文:坂本雅之│画:原友和5P

新しい『クトゥルフ神話TRPG』のソースブック/シナリオ集『クトゥルフ神話TRPG ラヴクラフトの幻夢境(仮)』の発売が決定した! ラヴクラフトの作品群の中で重要な位置を占めながら従来のゲームではカバーされていなかったこの分野を埋める重要なサプリメントだ。今回のアーカム計画ではこの幻夢境(ドリームランド)を紹介する。

  • ラヴクラフトとドリームランド
  • ドリームランドとゲーム
  • ドリームランドの地理
    • 東部
    • 北部
    • 図:ドリームランドの地図
    • オリアブ島
    • 海洋
    • 西部
    • 地下世界
    • 彼方の世界
  • ドリームランド動物誌
    • 図:食屍鬼
    • ズーク族
    • 夜鬼
    • 食屍鬼
    • ルズの領主
  • ドリームランド人名録
    • ナシュトとカマン=ター
    • アタル
    • 図:ナシュトとカマン=ター
    • クラネス王
    • ウルタールの猫将軍
  • 次号予告

    次号からはこの『クトゥルフ神話TRPG ラヴクラフトの幻夢境』によるリプレイ「はるかなるウルタールに猫を求めて」を掲載する。『ナコト写本』を求めるアーカムの愛猫家たちが偶然入り込んだドリームランドで遭遇する驚異の体験に乞う御期待!

#夢幻境に関するこのような記事は「RPGマガジン」1994年1月号の「クトゥルフ通信 第6回『幻夢境観光案内』」以来14年ぶりか。


シルバーレインRPG
銀誓館の学園ライフ5 鼻歌まじりのハウスキーパー!?
文:友野詳/安道やすみち/グループSNE│画:トシヤ/ヤトアキラ5P

ゲーム内のキャラクタークラスを取り上げる「ジョブクローズアップ」のコーナーにおいて、「楽器から発する音波を使い、様々な効果を生み出す能力者」フリッカー系向けのシナリオソースとして、「二十世紀初頭の、天才ヴァイオリニストが遺したという奇妙な楽譜」をめぐる事件「エーリッヒ・ツァンの楽譜」が例示されている。「通常の音楽理論にはまったく沿わないその曲を完璧に演奏すれば、異界への門が開くと囁かれています。」


Vol.52 (2009.1.25)

Brand New Games
1P

“クトゥルフ神話TRPG ラヴクラフトの幻夢境(仮)”の発売が告知されている。発売日は2月の予定。定価は未定。日本語版サプリメントとしては初めて、カラーの地図が付属するとの事。


アーカム計画
はるかウルタールに猫を求めて 第一話
構成:坂本雅之│文:内山靖二郎│画:那知上陽子5P

 舞台は1920年代のアーカム。猫好きの探索者たちが巻き込まれた二つの事件は、奇妙なつながりを見せて、やがては彼らをドリームランドへと誘うことに……。
 発売が予定されている待望の新サプリメント『クトゥルフ神話TRPG ラヴクラフトの幻夢境(仮)』。アーカム計画では、これから4回に渡ってドリームランドを舞台にしたシナリオのリプレイを掲載する。

  1. 探索者の創造
    • ジョージ・ブライデン
    • アン・A・アーサー
    • ローランソン・アップダイク
    • イルズリー・パーソンズ
    • コラム:ドリームランドにおけるシナリオ
  2. においが消えていない!
    • コラム:『ラヴクラフトの幻夢境(仮)』発売迫る!!

ボードゲーム・ジャンクション
Topics
文:安田均2P

「2008年 エッセン・ゲーム祭―シュピール! つぶぞろいの新作をどうぞ その1」という副題で、コスモス社のボードゲーム“ドイツ・クトゥルフ”が紹介されている。ゲームの原題は「セイレムの魔術師 / セイレムの魔女たち」"Der Hexer von Salem"で、ヴォルフガング・ホールバイン Wolfgang Hohlbeinによる同題のクトゥルフ神話小説が原作。ゲーム自体のデザインは、同じくコスモス社の「大聖堂」(これも同名の小説が原作)等を手がけたミヒャエル・リーネック Michael Rieneck。ゲーム進行は新版“アーカム・ホラー”と似ているが、プレイ中で扱われるデータがより少なく、その分システムにおけるジレンマ感が加味されているとの事。結果的に“アーカム・ホラー”よりも軽く、短時間で1ゲームをプレイできるようになっている。

同じく「ボードゲーム・ジャンクション」内の記事「今スグ買える! 遊べる! 輸入ゲーム ピックアップ」にある「掲載ゲーム一覧」では、“ドイツ・クトゥルフ”は「プレイ人数 2〜4人、プレイ時間 50〜60分、対象年齢 10歳以上、価格 $53.99」となっている。なお、この記事の時点ではアークライトの輸入ゲームのラインナップには入っていない。

#原作の"Der Hexer von Salem"はシリーズもので、ゲーム化作品としてはブックタイプの"Der Hexer von Salem - Cthulhu -"が2005年にPegasus Gamesから発売されているようだ(上記のゲーム"Der Hexer von Salem (Spiel)"との関係はよくわからない)。原作については安田氏も「現在調査中」としているので、そのうち詳細が誌上で報告されるかも知れない。


RPG・ボードゲーム・プラスαを斬る!
文:安田均1P

2008年のエッセン・ゲーム祭で登場した新作ゲームの特徴について論じており、「一昨年の『大聖堂』でブレイクした、原作小説のボードゲーム化の流れ」の顕著化の一例として、上記の“ドイツ・クトゥルフ”が取り上げられている。

デザインはさすがに『大聖堂』のリーネックだけあって、『アーカム・ホラー』でけずるべき煩雑なところは切り捨て、ドイツゲーム風のオモシロさなどは全面的に残してある。何より、すぐに繰り返して遊びたくなるのはグーだ(『アーカム・ホラー』は傑作だが、2回続ける気にはならない)。

しかし安田氏としては原作の「セイレムの魔術師」やそのTRPG及びゲームブック化という展開の方により興味をそそられていて、このボードゲーム自体の評価は「一応、おもしろい」というもの。

 やっぱり、RPGスタイルの作品をボードゲーム化するとなると、ドイツゲームも『アーカム・ホラー』スタイルになるのだろうか? その辺が興味ぶかかった。


Vol.53 (2009.2.23)

Brand New Games
1P

“クトゥルフ神話TRPG ラヴクラフトの幻夢境”の概要が紹介されている。

  • 発売日■2月21日予定
  • 定価■4725円[税込]
  • 著者■クリス・ウィリアムズ、サンディ・ピーターセンほか
  • 翻訳■坂本雅之
  • 発売■エンターブレイン

アーカム計画
はるかウルタールに猫を求めて 第二話
構成:坂本雅之│作:内山靖二郎│画:那知上陽子5P

 アーカムで発生した事件を追う探索者たちは、やがてこれらにある共通点を見いだした。それは、かの『ナコト写本』に記された、夢の世界に存在するといわれるウルタールという地名。アーカムとウルタール、この二つの街が交差するとき、また新たな犠牲者が生まれる……。
 新発売のソースブック『ラヴクラフトの幻夢境』リプレイ第二弾!!

  1. 消えたランスロット
  2. 頭にこぶを持つ露天商
  3. 浅き眠りの七十段の階段
    • コラム:『ラヴクラフトの幻夢境』いよいよ発売!!

Vol.54 (2009.3.24)

アーカム計画
はるかウルタールに猫を求めて 第三話
構成:坂本雅之│作:内山靖二郎│画:那知上陽子5P

 アーカムに出回っていた謎のお香を使ったことで、ドリームランドへとやってきた探索者たち。しかし、不可思議な森をさまよう探索者たちを待ち受けるのは、ドリームランド特有の危険なクリーチャーであった。
 満を持して発売された、新作サプリメント『クトゥルフ神話TRPG ラヴクラフトの幻夢境(ドリームランド)』リプレイの第三弾――いよいよシナリオも佳境にっ!

  1. 魅惑の森をさまよう
  2. ウルタールを目指して
    • コラム:『ラヴクラフトの幻夢境(ドリームランド)』好評発売中!!

リプレイ中においてドリームランドにおける狂気/悪夢の特別ルールと、ドリームランド特有の技能〈夢見〉〈夢の知識〉が使用及び説明されている。


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