ラクシー著
イタチョー監修
P2 02年3月作成
04年7月加筆
06年2月加筆
07年3月追記

麺 (1)


     スープ麺(汁そば)

 麺とスープの組み合わせで注文します。 タイ人はこのパタンを知ってるので、メニューになくても注文できるのです。 もちろん、同じ名前のスープ麺でも店ごとに味に特徴があります。 某小説では汁ソバと書かれています。

@麺
センミー   ・・・米の麺 極細
センレック  ・・・米の麺 ラーメンくらいの太さ
センヤイ   ・・・米の麺 きしめんを2本併せたくらいの幅
バーミー   ・・・小麦の麺 日本のラーメンで使う麺と同じ

Aスープ
ナームサイ ・・・鶏ガラまたは豚骨のスープ(上写真は鶏)
トムヤム   ・・・トムヤムクンと同じスープ (写真右下)
イェンタフォ ・・・唐辛子と酢 (写真左下)
ナームコン ・・・大豆醤油のスープ。
ナームトック ・・豚の血のスープ。

B具
豚・鶏・牛  ・・・どんなスープでも合う
ルークチン ・・・腱の部分の肉団子。 食感がいい。
エビ・イカ  ・・・魚介は唐辛子系のスープによい。
  

@ABを続けて言えば、注文する料理名になります。 但し、Bはタイ語で言わないと通じません。 当サイト、味のたんけん、料理用語解説を参考にしましょう。



クエッティヤオ・ナーム(スープ米麺の総称)
 クエティヤオは米麺の総称、主にセンミー、センレック、センヤイの3種類があります。 トムヤム、イェンタフォ、バーミーはスープとして一般的です。 タイのスープ麺は日本のラーメンの1/2程度のボリュームで、 丁度25年ほど前に、せんだみつお氏がCMしていた「ちびろく」を思い出します。 タイの屋台などで注文するときは2タマ入れてもらうと丁度いいでしょう。  即席麺も沢山あります。
 クェッティヤオは乾燥麺の場合、水に浸け置き、やわらかくしたものを使います。

クエッティヤオ・ナームトック

バーミー・ナーム(小麦の麺=ラーメン)
 バーミーは小麦麺の総称です。 黄色や緑が一般的です。 バーミーナームの汁は鶏ガラまたは豚骨スープです。 ナーム・カティヤム(にんにく油)を入れます。 通常、薄味になっていますが、お客さんが思いっきり自分の好みの味をつけるためです。 どのお店にも薬味入れが置いてあります。
(味のたんけん最初のページ) これで自分の味を作るのです。  日本のお客さんにはナームプラーと唐辛子がいいでしょう。  タイ人で甘党の人は砂糖を茶さじ 2杯位入れます。 具には、歯ごたえのあるルークチンといわれる肉団子(腱の部分のすり身)や焼き豚が一般的です。  写真はバーミー・ルアンと呼ばれる麺です。


バーミー・ヘン(グ)(スープなし麺)
 ヘン(グ)は乾いたと言う意味ですが乾燥麺という意味でなく、スープがないと言う意味です。 ン(グ)の部分は英語のngの発音です。 具はスープ麺と同じです。 ナーム・プラー、ナーム・プリックなどで自分で味付けします。 クェティヤオ・ヘン(グ)も麺の違いで調理は同様のものです。
クエッティヤオ・ヘン→
ピーナッツの粉がかかっています


カノムチン(そうめん)
 日本のそうめんと殆ど似ています。 タイのは塩がないくらいでしょうか?  中国から伝わったのでしょうか。 通常、ナマ麺で売られ、そうめんよりも切れやすい、やや太め。  スープ類につけてパスタ風にします。 カノムチン・ゲーンペッ、カノムチン・ナームヤーなどがあります。

 右の写真はカノムチン・ナームヤーです。 このナームヤーは白身魚のほぐし身、唐辛子、カーなどで作りました。
 こちらも同じようにカノムチン・ナームヤーです。

      ・・・ 麺類は次ぺーじに続く

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