ラクシー著
イタチョー監修
P8 02年8月作成
タイ料理の食材(1)
米特集

このページのお米は特別なものでなく、タイの小売店で普通に買うことができます。


赤飯
 赤紫の餅米です。 炊くと赤飯にそっくりです。写真のようにかなり濃い色になります。 日本の赤飯のルーツのような気がします。  右は販売されている生米です。

 静岡市の登呂遺跡で、かつて赤い米が栽培されていたと聞いていますが、おそらくこの米か、亜種でしょう。
   もち米
 タイ東北部では餅米を常食としています。 右の写真はその食べ方ですが、このようにして手に取って軽く握り固めます。 丁度スシのような感じです。 おかずの汁などをつけて食べます。

 ご飯の入っている器ですが、お弁当箱です。一種の竹籠です。 蒸れず、保存が出来ます。 籠を燻煙するので、その香りがご飯について、美味しくなります。




 うるちのタイ米同様、長粒米です。(左の写真)  やはりタイ米の香りがしますが、味は日本の餅米以上、とラクシーは思い込んでいます。

 上の赤米も、下の茶色米にしても、タイでは長粒米ばかりですが、どんな長所(短粒米と比較して)あるのでしょうか。 誰か教えて。



    炊飯蒸篭
 笠を思わせますが、これは餅米を蒸すときの蒸篭(セイロ)です。
丸い鍋蓋をして蒸します。 もちろん下の壺形の鍋には水を入れて加熱します。前述のお弁当箱同様に竹でできています。

 ところで、この蒸篭は大きすぎると思われるでしょう・・はい、勿論大きいです。 でもそれだけではありません。  ミミのところをもって、炊けたご飯を揺すると、米同士がくっつき合ってコロコロのボール状になります。 その状態で、弁当箱(前述)に転がしこむと、ご飯は蒸篭に殆どつきません。 


   茶色米
 様々な米の種類があります。 タイは米の輸出国ですから当然ではありますが.。 米だけではありませんが、日本人がいかに画一化された食生活を送ってるか、米文化の国として反省すべき点ではあります。

 これも餅米で、長粒米です。  以上紹介しました米は全て、一般商店で買うことが出来ます。 流通している種類は計り知れません。(日本のXX小町とかXX娘というブランドではなく種類です)

こちらはブレンドのようです

    水田
 写真はタイ北部の地方都市近郊で取った水田です。 かつての日本の水田を彷彿させます。 これを見て涙ぐんでるおとっつぁんは多分、田植えを思い出したのでしょう。

 近頃は和食ブームで、日本の米が栽培され、高値で取引されているとの事です。



 日本との違いはヤシの木くらいです。 ラクシーは水田にヤシの木で必ず思い出すのがベトナム戦争です。こんな風景に必ずチョッパー(ヘリ)がつき物のシーンがよく映画化されました。  西洋人に翻弄された戦争だったと思いますね。 本を読むと。


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