ラクシー著
イタチョー監修
P23 04年8月作成
日本で育てるタイの野菜と果物

南国の植物でも日本で育ちますが、木と多年草は冬を越せません。

 バナナ [タイ語:ク(ル)ワイ]
苗から2年目です。 この地域では結実しても熟さないのが普通ですが、期待しています。  草丈は短く、長い実のなる種類と聞いています。


パパイヤ [タイ語:マラコー]
若いパパイヤは千切りでソムタムに、熟したら果物として食べます。 今年は初めてこの大きさになりました。 果実の丸い種類です。 長い果実の方は結実しても落ちてしまい、何度も失敗しました。 ここまで大きくなったのは初めてです。

花と結実まもない実


 砂糖キビ[タイ語:トン・オイー]
サトウキビを挿し木で増やしました。 タイの砂糖キビよりも細く小柄です。 霜に弱いのですが、多年草で、次々と芽が出てきます。 太い種類、緑の茎、紫の茎など何種類か見たことはあります。 日本本土でも戦前、戦中に栽培されていたようです。 そのときは夏に成熟するものと冬成熟するもの2種類があったとのことです。


 パイナップル [タイ語:サパロッ(ト)]
売られているパイナップルの葉っぱの部分を植えておくと発根します。 葉が大きくなりやがて結実するのですが、霜に弱く、毎年霜にやられてしまいます。(管理不足、残念!)




花と小さな実
 茄子(ナス) [タイ語:マクア]
タイから種を持ってきて蒔きました。 


タイ語:カティン
 ねむの木またはその類でしょう。 夜は葉を閉じます。  葉・花・実を食べます。 目に良いとされています。  冬には温室に入れるので鉢植えにしてあります。


  ヘチマ 種1[タイ語:ブワッ(ブ)・グウ]
タイ料理では若いヘチマを使います。 お吸い物、炒め物に使います。 グウとはタイ語で蛇という意味です。
 花


  ヘチマ 種2 [タイ語:ブワッ(ブ)・リヤム]
恐れながら日本名を知りません。 皮がかなり堅くなります。 キュウリくらいの若いうちに収穫しますが、皮は堅いので剥きます。 スープ、炒め料理に使います。


 花
唐辛子 [タイ語:プリッ(ク)]
 日本で販売されている唐辛子は辛くない。 タイの種を蒔くとタイと同じ辛さになります。 土壌の違いでなく、種類の違いうことでしょうねぇ。


芥藍菜 [タイ語:パッ(ク)・カナ]
 よく育ちます。 柔らかく日本人に合っているでしょう。 写真は後で。


ささまめ[タイ語:トア・ファ(ク)・ヤオ]
 特にタイ料理固有の野菜というわけでもありませんが、日本では調理されて出されることが少ないのではないかと思います。
 花


空芯菜 [タイ語:パッ(ク)・ブン]
 漢字名は茎のが空洞だからと思われます。  日本でよく育ちます。 スーパーマーケットでも売られていることがあります。 左写真:パックブン・チン(中国空芯菜)、右写真:パック・ブン・タイ(タイ空芯菜)=夏菜、種類の違いです。
タイでは目に良いといわれています。 ビタミンAはほうれん草より多い・・とある記事に書かれてました。


瘤蜜柑(コブミカン) 
   [タイ語:バイ・マックルー(ト)] 
 他の柑橘果実と同様、4月に花を咲かせ、5月には実となります。 葉っぱはタイ語でバイ・マックルー(ト)と呼ばれハーブとして使います。
 実の方は抗癌成分が研究されているようです。 禿(ハゲ)に効くといわれています。 




以上の他に代表的ハーブ類は殆ど栽培できています。
参照: トップ・ページ > 味のたんけん > タイ料理のハーブ 




失敗編
ドリアン ・・ 種が腐ってしまいます。
ライチ ・・ 発芽しません。
竜眼 ・・ 理由は忘れまいした。
ココ椰子・・どうしても冬が越せません。


 おまけ
果物でも野菜でもありませんが、タイの植物です。 カーとよく似ています。 ショウガの類です。 甘い芳香があります。


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