「きかんしゃやえもん」(岩波書店)という絵本の機関車です。
(画像をクリックするとリンク先から購入出来ます。)
年寄りの蒸気機関車やえもんが新型の機関車にいじめられたり,煙突の火の粉が原因で
火事を起こしてくず鉄にされそうになったりするかわいそうな話なんですが、
最後は博物館に行ってこどもを相手にしあわせな余生を送るって物語です。
やえもんは実際の機関車を元に作られた話で、現在も東京の
交通博物館に展示されています。
この機関車は「1号機関車
」と呼ばれる日本で最初の鉄道を走った日本一古い貴重な機関車で、
1872年(明治5)に新橋と横浜の間、約29キロを1時間足らずで走り抜けたと言うことです。
その後、大船から神戸そして大阪へと移り、1911(明治44)年から長崎県の島原鉄道で活躍した後、
1936年(昭和11)に今の交通博物館へやってきたらしいです。