リリーのピアノ日記♪2001年・11月

12月の日記へ♪
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11月 2日 金曜日

『絶対音感 』

確か、何年か前に絶対音感に関する本が、ベストセラーになっていました。
娘のピアノレッスンでは、まず、『ラ』をうたってごらんなさい!
とよく、言われます。
そう、440ヘルツのAの音。音楽の基本のAの音。
ある時、『この部屋にいる全員で、ラ、を歌って!』
との先生の指示。
(この部屋全員ということは、私も???ですよ・・ね)
なんと、子供たちは全員合格でありましたが、私はすっかりズレた『ラ』を歌っていたではないですか〜〜〜(*_*)
幸い、小さな声だったんで先生に気付かれることは、なかったようで、ホッとして心の中でベロを出していましたが・・・!

そうなんです!
私には、絶対音感なんてもんには、無縁みたいで・・・。

その昔、ピアノの道をあきらめた原因の一つには、この、音がとれないということ!
ソルフェージュ・聴音のレッスンが大嫌いでした。
C−Durのスケールを弾いてくれれば、Eとか、Gとか、単純な音ならとれるんですが、
さて、F−Durとなると、ファ・ソ・ラ・シ♭・ド・レ・・・・
は私には単純に?ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・・・・♪に聞こえてしまうのですから、困りもの!
固定ドにしたり、移動ドにしたりと、先生も苦労して下さったんですが、やっぱり、思うように音はとれず聴音のレッスンはとても、苦痛だった思い出があります。
2声や、和音つきのメロディーとスラスラ書き取っていく友達を、
天才だわ〜〜〜♪と思い込む私でありました。

これは、音が聞き取れるというのは・・・
はたして、訓練なのでしょうか?

私は、耳が悪いのでしょうか???
何かの本で、絶対音感を持ちながらも、まるでお経のように音程のない歌い方をする人もいる、と書いてあるのを読んだことがあるのですが・・・。

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11月 6日 火曜日

『雨の日のピアノ 』

平日の雨の日にピアノをひくのが、とても好きです。
台風の時はもっと!・・・・・・・なんて書くとヘンな人と思われますよね。

 実は私の家はかなり、密集して6軒の家が建っている住宅街にあって、しかもピアノ室は防音でもありません。
広くもない一室に古いグランドピアノとアップライトピアノが入っています。
音対策には、ピアノを弾く方々の多くが悩むことだと思いますが、
私もそのひとり。
しかも、ピアノの部屋はリビング・キッチン・ダイニングとつながっているので、休日、主人や子供たちがTVを観ているすぐ横で、ガンガンピアノを弾くのは躊躇われます。

ピアノ室の窓はもう、3年も空けられたことがないし、シャッターも下ろしたまま。
ガラス窓には毛布も張り付けて・・・グランドピアノの下にも毛布類を押し込んで、なんとか音を小さくする工夫を!しています。

前のお宅は、ピアノの先生。左隣は音大生。右隣もピアノを弾く小学生がいて、ピアノの音に関するトラブルは、一切ないので恵まれてはいますが・・・。

やはり、よく聞こえてしまっているようで・・・(>_<)
次は○○の曲ですね〜〜〜♪と声をかけられたり、頑張ってますね〜〜〜と励まされたり・・・
極めつけは、なんと、お隣の子が私の弾いてる曲を鼻歌で歌っているではないですか〜〜〜♪わお(^O^)

そんなわけで、ついつい、譜読みの段階ではサイレントの付いたアプライトの方で弾く方が多くなっています。

皆が、窓を閉め切っている雨の日。
雷が鳴り響く台風の日・・・
こんな日こそ、まわりを気にせず弾きまくれる最高の日!!

大好き!なんです。




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11月 8日 木曜日

『能力 』

リズム感とか、絶対音感とか、
そういう能力は、どこまで先天的なんだろうかと思う。

大体、人間の能力っていうものは3歳位までに大まかに決まってしまうらしいし、
6歳くらいまで何も刺激を与えられなかった分野は、
いくら頑張ってもムリとか・・・(>_<)
そんな〜〜!絶望的!でありますううう
私くらいになってしまってからは、今さらどんなに努力しても、所詮
ムリってこと?

極端に言えば、子供をプロのピアニストにしたいと思えば、
生まれる前から、胎教なんぞでビシバシやって、ムチ打って頑張らせるのも6歳までってことなんだろうか・・・?

やれやれ・・・。

何事も、毎日毎日同じことを10年間努力すれば、その道の大家になれます!
なあんて、希望の持てる言葉も聞いたことあるんですが・・・・ね。

まっ いっか。
プロのピアニスト目指してません〜〜から(^.^)

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11月 10日 土曜日

『三要素 』

ピアノが上手になる、三要素というのを聞きました。
『才能・努力・そして先生』らしい・・・

私は先生との相性はバッチリ、素晴らしく良いのであります〜(^.^)
でも・・・
ピアノの先生って、普通、生徒が次にちょっとハードな曲弾かなくちゃいけない時、
『大丈夫よ、頑張れば弾けるから〜』とか、
『ゆっくり見ていけば、弾けるから〜』って励ましてくれますよね!
ところが、S先生ったら、
私がわあ!っていうと、一緒になって
『ゲッ!大変そう〜〜』とか『暗い〜〜〜』なんて言うんですから。
もう!!!

でも、ピアノ以外でもメールのやり取りしたりの、仲良しさんであります。
実は、昨日も私からメールを送りました。
ピアノの悩み?を訴える?って?
いえいえ、
『先生、忘年会いつします〜〜〜?』
エヘへ・・・(~_~;)
実は、発表会の時も『打ち上げ係り』かって出たわ・た・く・し☆でありまして。
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11月 12日 月曜日

『椅子の高さ 』

ピアノの演奏と、姿勢は密接に関係していると思う。
私は家で練習する時も、とても神経質に椅子を調節します。
娘もピアノを練習しますから、娘の椅子の高さと私の椅子の高さはおのずと違ってきます。
全員が共通の高さではないでしょうから・・・。
・・・なので毎回弾く度に調節します。

自分にピッタリの高さでないと、どうしても姿勢が不自然だし
足、腰がしっかり固定できない。
そうなると、腕にも力が入らなくなって指も回りにくくなってしまう・・・。

私は、やや低めでがっしりと足、腰に力が入る高さが一番弾きやすいです。

実は、人前で弾く時の緊張感も、椅子の高さである程度解決できる事に、私は今年の夏発見したんです!!(^^♪
 それまでは、何度か緊張のあまり、指が震えたりすることがあったのです。
椅子の高さを調節するなんて余裕もないままに弾き始めて、途中でハタッと気づく!椅子が高い!!でもどうにもならない・・(;_:)
椅子のことが気になって集中できない・・・
安定感がなく、フワフワした感じで力が入らず、指が震えて来るんですね。

足、腰がしっかり固定できていれば腕〜手〜指が自然で、妙に力が抜けちゃったりすることがなくなっていました。
それからは、あせって弾き始めないで慎重に椅子の高さをチェックするようにしています。

ピアノの演奏と椅子の高さや姿勢。
研究してみると結構、おもしろいかも・・・。



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11月 19日 月曜日

『暗譜(1) 』

譜読みができたと共に、暗譜が出来ている娘に対して、
何百回、弾いても暗譜の出来ない特技を持つ私・・・。
ひどく、対照的であります。

子供の頃は曲の仕上げはいつも暗譜で終了。という形をとっていたし、
覚えられなくて苦労した思い出もないのだけれど・・・。
大人になって、何で苦労する?と言えば『暗譜』です。

子供の頃の、『暗譜』はたぶん指が覚えるという『暗譜』。
これは、大人になった今は通用しない・・・私は。
大変、不安だし、ステージなんかに立つ時には全く信用出来ないので・・・。

耳で覚える?
目で覚える?
片手ずつ覚える?
書いて覚える?
口で歌って覚える?

いろいろ試してみたけれど、あんまりコレっていうのはないみたい。
どうも上手くいかない。

やっぱり、これも毎日コツコツなのだろう・・・。
一日一小節でも覚えていけば、チリも積もれば山!!!ですからね〜

『暗譜』私の課題なんですが・・・
誰か、効率のいいやり方ご存知の方、どうか教えてくださいませ〜〜〜


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11月 20日 火曜日

『暗譜(2) 』

そもそも、何かを覚えるという事がニガテというか、好きじゃないのです。
昔の恋人の電話番号、永遠に忘れない!!なんていう友人がいるんだけれど、私には信じられないこと!
恋人どころか、5年前まで住んでいた家の住所、電話番号、しっかり忘れてますんで・・・。(*_*)
他人の誕生日とか、携帯番号とか習い事の日とか、覚えてる人っていますよね〜〜〜。
お恥ずかしいんですが、私、突然!聞かれると自分の住所の最後の番地が・・・アレ?なんてなっちゃうくらい、重症!でして・・・。
今は、電話だって短縮ダイアルだったり、メモリーダイアルだったりと、いろいろ便利ですからね・・・
日常生活の中で、あんまり必要とされていないみたい!
『覚える』ということが。

そんな私ですから、細かい音符を覚えていくなんて!!並みの努力ではありませんよ〜〜。
フレーズごとに!とか自分なりに工夫しているんですけどね(~_~;)
さらに困るのは、頭が『ラ』と命令しているのに、手が『ド』を弾いたりする〜〜〜
ねえ。。。なぜなの??

やっぱり、『暗譜』で弾ければ、音により集中できるし、流麗な演奏が出来そうだという思いがあるのだけれど・・・。

『次の音は本当にそれなの?』
という、不安に勝つまでの自信をつけるのは、地道な努力の積み重ね以外にないのでしょうね。

こんな私ですから、辛い事や悲しい事も忘れるの早くて、
いいこともあるんですけどね!!!

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11月 21日 水曜日

『音楽会♪ 』

今日は、えりぴ〜の学校の音楽会。
6年生なので、もう今年が最後になっちゃったけど・・・。
毎年、この11月の音楽会はとっても楽しみにしているんです。
去年までは、学校の体育館で行われていたんだけれど、
今年は大学の大ホールの方に移動。とても、広々とした立派なホールです。

合唱・合奏・ソロ・連弾とどれも見ごたえ、聞きごたえたっぷり〜〜♪
感動!!で胸がいっぱいになって帰って来ます。
えりぴ〜たち、6年生は
合唱『ウィズ・ユー・スマイル』『季節』の2曲。
『季節』では伴奏にピアノとバイオリンが加わり、しっとりとしたいいムードでした。
合奏は『サウンド・オブ・ミュージック』より。3曲。
えりぴ〜の担当はリコーダーとピアノ♪

6年間は早かったなあ〜
それにしても、皆、大きくなって!
いろいろな思い出がよみがえり、胸に響くものがありましたよ〜。


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11月 24日 土曜日

『ピアノ三昧 』

今日は『サークル・ショパン』の11月例会。
サークルの日は、いつもとっても天気が良くて気分がいい。
一人ドライブでは、もったいない気がします〜。
今日のBGMはリスト&ベートーベン♪
『愛の夢』ってやっぱり、いい曲だな〜としみじみ。
実は、何年か前に弾いた時は甘過ぎるメロディ〜に素直になれなかった・・・。
先生にもう、この曲はイヤなんてわがまままで言ってしまって・・・。

紅葉がステキです〜〜。
風に舞う落ち葉が、赤や黄色に染まって・・・。
でも、秋は終わりをとっくに告げているんですね。
そんな、武蔵野の面影残る町並みをスイスイ〜〜と走りぬけ、会場へ。

今日は、また新しい仲間が増えました!!!
とっても、とっても、嬉しいんですが・・・
またまた、ピアノの先生です。
このサークル、レベル高くなっちゃって、リリーとしましては・・・
もう、出すものもなあい〜〜(>_<)って気分です。
新人Mさんは、なんと、『ピアノ協奏曲OP・11第2楽章ロマンス』を
サラリと聞かせてくださいました〜〜♪
おすすめの練習曲やら、奏法やら、いろいろ教えていただいちゃって、
なんか得した気分で帰って来ました。

あ、もちろんいつものメンバーの方々の演奏も、GOODでしたよ〜〜♪
アルベニス、プロコ、バッハ、ショパン、ラヴェル・・・など。

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11月 25日 日曜日

『ファンタジァ 』

こじんまりと、でもとっても楽しく活動しているサークル『ショパン』の仲間に誘われて
時々参加している大きなサークル『ファンタジァ』
今日は、11月例会。
私は今回ちょっと久しぶり・・・
夏のコンサート以来の登場です。
1ヶ月に1曲、ちゃんと人前で聞かせられるレベルまで仕上げていくのは結構、大変です。
ソロは、なんとなくどれも中途半端なんで(~_~;)・・・。
それと、今回はせっかく2台ピアノのスタジオなので、
娘のえりぴ〜を連れての参加となりました。

2台ピアノ・・・プーランク作曲・『シテール島への船出』をえりぴ〜と演奏。
えりぴ〜は去年、発表会で弾いた曲なので、しっかり暗譜も出来ていて楽勝!!!
・・・だったけれど、こういう近現代のフランスものって実は、私ちょっとニガテなもんで・・・(*_*)
えりぴ〜が学校へ行っている間に、地道な努力で練習に励んでいました。(>_<)

とっても、しゃれた素敵な曲です♪

なんでも、『シテール島への船出』という映画があったそうなんですが・・・。
どんな、ストーリーなんでしょう?
そして、わからないのは、この『シテール島』ってホントにある島なんでしょうか?
なんでも、ギリシアの方にあるそうな・・・?
はっきり、わかりません。
どなたか、知っていらっしゃったら是非、教えていただけませんか?

えりぴ〜の方は、ソロも弾かせました。
バッハインベンション4番&デュセック・ソナチネOP20−6
譜読みが終わると同時に、暗譜が出来ているという、
私には信じがたい特技を持っているえりぴ〜は、楽譜も持参せず!!!

大人の中に混じってつまらないのでは?と気になったりするんですが・・・
毎回、参加したがるえりぴ〜は、最年少でファンタジアの人気者です・・・。

いつまで、ママに付き合ってくれるのかな?
2次会がまた楽しいのです〜〜。
何たって、なにか終わった後「お疲れさまあ〜〜」って飲み干すビールの味は最高〜〜(>_<)

今年はなんたって、同じピアノ好きなこんな仲間たちと出会えたことが、
最高にHAPPY★なわたしです〜。

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11月 26日 月曜日

『苦労する譜読み 』

20年のブランクを乗り越えて、再び始めたピアノですが、
何が苦労するかといえば、『暗譜』と実は『譜読み』なんです!
異名同音ってやつに、メチャ弱いんです〜(+_+)
たとえば、ファの♯と書いてあればすぐわかるんですが、同じ音なのにソの♭と書かれるとお手上げ!!という感じ。
シと書けばいいものをドの♭で書いてあったり、ミなのにファの♭だったり、ソなのにファのダブルシャープだったり・・・。
曲の調性で決まっている事なんだろうけれど、瞬時に頭の切り替えが出来ません〜(;_:)
テンポで弾いていると、待ってはくれませんから、ついついヤダ〜〜ファの♭?えっ何だっけ?ってことになって、つまづいてしまうんですね〜。

・・・そこで、短気な私ですからつい、楽譜にふりがな!ふっちゃうんですけど・・・。
ドの♭が出てくると『シ』ってわけ!

このやっかいな問題は、沢山の曲を譜読みしていくことで、解決出来るものなんでしょうか?

・・・そこにたどり着いた時には、今度は目もしょぼくれて、
あらあ〜?この音、第何線なのお?
ラかしら?ドかしら?なんてことになってなきゃ、いいんですけど・・・。

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