リリーのピアノ日記♪2002年・3月


3月 2日 土曜日

『最後の学内演奏会で。』

本日は娘の学校の、学内発表会。
学内レッスン生のピアノ・バイオリンの発表会です。
娘が1年生の時から、毎年かかさず聞いてきましたが・・・(娘も3年、5年で参加)
今回が、最後となりました。

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練習を積み重ねて、リハーサルも何度も行い、皆完璧に近い演奏です。
お行儀のいいキチンとした演奏・・・。
趣味で習う子供たちの発表会とはやっぱり、一味違う。
今までの私なら、うっとりとその天才音楽家の卵たち?の演奏を単純に感心して聴いていたのだけれど・・・
今日は、ふと感じてしまった。

この子たちは、本当に音楽がすきなんだろうか・・・?

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熱心なのは後ろで必死に見守っている、
お父さん、お母さんの方なのではないかな。たぶん。
我が子の演奏が無事終わり、涙をぬぐうお母さんの姿は、珍しくありません。
指を一緒に動かしているお父さん・・・。
音大の附属という、ある意味で特殊な学校で学ぶ子供たち・・・。
さすがに、演奏は素晴らしい。
ミスもないし、テンポもいい。CDをきいているかのような演奏。
5年生で、立派にリストを弾きこなす子もいます。
でも・・・。
なんだか、心がない・・・。
機械のような演奏には暖かみがない・・・。
この子たちの中になくてはならない、
音楽を楽しむ心・・・が探せなかったのがとても残念に思う。

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この子たちは、学校では厳しいレッスンの先生、
家ではお父さん、お母さんに叱られないように・・・?嫌々弾いている?
たぶん、大半の子が『やらされている』という思いで練習しているのではないだろうか。
確かに、専門的に何かをやろうとするならば、
大変な、努力が必要だしどの道も甘くはない・・・。
何かを捨てなけなければならないかもしれないし・・・。
でも、ここにいる子たちには、まだ早い。
目的を持って進めるように、
上手くなるということは、『好き』でいること。
厳しい音楽の世界を教えていただくよりも、
今は『好きだ』、という気持を失わないように・・・指導してくださる先生が、
少なくなったような気がするのは、私だけでしょうか。
何となく、残念な思いです。

こんな風に思うお母さんって、
甘いのかなあ・・・。
気が向かない時にピアノ弾いたって、仕方ないもんナー。
少しくらい間違えたって、かまわない。。。
機械じゃああるまいし・・・って、フジコさんだって言ってるじゃない?
やっぱり、
音楽が好き。。。楽しみたい。。。っていう心があれば
人生、一段と楽しい・・んじゃないかな?って私は思うんだけど。



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3月 7日 木曜日

『レッスン 』

久々の、M先生ピアノ・レッスン♪
M先生は、ピティナに所属されている先生です。
つい最近まで、O支部の支部長さんを務めておられました。
今年のステップ、コンペについて・・・。しばしお話。
大人のコンペ部門について、この所、ピアノの仲間の間でも話題になっています、
今年になっておかしく変更された、参加資格についての考えを話す。
(この件は、その後本部にも通じて解決しました)

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私は、M先生の励ましがあって、
去年、ピティナの大人の部・コンクールに初挑戦しました。
予期せぬ予選通過で、本人も先生もビックリのまま、
全国大会で弾く機会を与えられました。
努力の積み重ねはきっと、花が咲くって事・・・
身を持って、体験した思い出の夏になりました。
2001年の夏・・・。私はきっと一生忘れないでしょう。
これも、M先生のお陰です。

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M先生の前では、
いつも思うように指が回らない・・・。
(う〜〜ん。家ではもっと・・・)
こうなるのは、まだまだ練習が足りないのだけれど、
先生は、そうはおっしゃらない。
ミスタッチのことより、
もっと大事なこと・・・。
音楽的に弾くこと・・・。なんかを
いろいろ教えてくださいます。
力の抜き方・・・
指のタッチ。
そこから、私らしい演奏技術なんかを引き出してくれます・・・。
そんな、レッスンが大好きです。
先生のおっしゃる一言、一言を忘れないように頭のメモ帖に綴ります・・・。




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3月 14日 木曜日

『娘の学校レッスン♪』

6年間・・・ホントにホントに最後のレッスンが今日、終わった。
お礼の言葉を言いながらも、思い出される6年間の緊張感。
3階、9号室のレッスン室にも、もう来ることもない・・・。
休暇ごとに提出した、録音テープ。
たどたどしくも、無心に弾く娘のバイエル・・・♪
曲名を読み上げる幼く、愛らしい、低学年時代の娘の声・・・。
最後のテストでやっといただけた、モーツアルトのソナタ。
指が回らずに、苦労して練習した思い出。
頭の芯まで響く、メトロノームの音・・・。
もう、このレッスン室に入ることもないんだな。。。
あちこちから聞こえてくる、ピアノや、バイオリンの音が好きだった・・・。
娘と共に、成長して来た。
この6年間・・・。
この学校に娘が通ったからこそ、私もピアノを再開したんだし・・・。
あっと言う間だったけれど、
ホントに素晴らしい6年間だったと思う。

まだまだ、反省だらけだけれど、
これからも、
娘と一緒に私も、音楽の道を歩いて行きたい・・・。

本当にありがとうございました・・・。
H先生。
最後にとても、素敵なお言葉をありがとうございます。

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3月 21日 木曜日

『春の強風。。。』

ぽかぽかと気持ちのいい春の日です・・・のはずでした!!!
が、
午後から、もの凄い風!が吹き荒れています。
まさに、春の嵐・・・。
これで、一気に桜が散ってしまいそう・・・。

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午前中は、楽しみにしていたピアノの会。
久しぶりに、楽しくピアノ♪のはずが・・・。
ここんとこ、役員の仕事やらで、
真面目にピアノに向かえなかった私・・・ですから。
せっかく、いい線までいってた曲?????
見事!崩壊。。。
ガ〜〜〜ン!

こういう時、自分の才能のなさ?を再確認してしまう・・・(-_-;)
ピアノに向かうのが、何かイヤになってしまった。

ちょっと、お疲れモード。
頑張ろうって気になれない・・・。

心の中にも・・・
春の嵐・・・。
吹き荒れてます。


ふ〜〜〜っ。
Hちゃんったら、
そんなに、練習してないよーと言いつついつも、いつも安定した演奏♪
うらやましいなあ〜。
今日も、素敵なベートーベンでしたよ♪

わたしゃ、才能ないなあ〜。
元気もなくなってきた、リリーさん・・・。
う・う・う・。(-_-;)


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3月 30日 土曜日

『ピアノの日。』

久しぶりのピアノレッスン♪
風邪で寝込んだり、卒対で忙しかったりで、
なかなか集中して、ピアノと向かい合えないでいました。(悲)

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なんとなあ〜く、弾いているって感じだと駄目になってしまう私・・・。
ひとつひとつの音とじっくり、付き合わないとピアノと仲良くなれない私です・・・。



病み上がりのせいにして・・・?
なんだか、自己流になっちゃってる感じ。
ここんとこ、ピアノに関しては落ち込み気味・・・。(-_-;)

ピアノを続けていく事・・・
時にとても大変に思う。
毎日練習しなければ、すぐに弾けなくなるし。
こなしていきたい課題は多い・・・。
趣味なんだから・・・
これから音大に行くわけでもなし・・・
もっと気楽に、楽しんで弾けばいいのに・・・
何でそんなに、必死になってしまうの?



ピアノで悩んでも・・・
やっぱり、救ってくれるのはピアノです。
私はピアノに何を求めているんだろう?
どんな場所に行きたいんだろう?



でも・・・
悩みつつも、また、
ピアノを弾く
好き。
楽しい。
なくてはならないもの。



その思いが一番大きな力。
一番大切な気持。


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