音楽が好き・・・楽しめる子に。
学内発表会♪
本日は娘の学校の、学内発表会。
学内レッスン生のピアノ・バイオリンの発表会です。
娘が1年生の時から、毎年かかさず聞いてきましたが・・・(娘も3年、5年で参加)
今回が、最後となりました。

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練習を積み重ねて、リハーサルも何度も行い、皆完璧に近い演奏です。
お行儀のいいキチンとした演奏・・・。
趣味で習う子供たちの発表会とはやっぱり、一味違う。
今までの私なら、うっとりとその天才音楽家の卵たち?の演奏を単純に感心して聴いていたのだけれど・・・
今日は、ふと感じてしまった。

この子たちは、本当に音楽がすきなんだろうか・・・?

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熱心なのは後ろで必死に見守っている、
お父さん、お母さんの方なのではないかな。たぶん。
我が子の演奏が無事終わり、涙をぬぐうお母さんの姿は、珍しくありません。
指を一緒に動かしているお父さん・・・。
音大の附属という、ある意味で特殊な学校で学ぶ子供たち・・・。
さすがに、演奏は素晴らしい。
ミスもないし、テンポもいい。CDをきいているかのような演奏。
5年生で、立派にリストを弾きこなす子もいます。
でも・・・。
なんだか、心がない・・・。
機械のような演奏には暖かみがない・・・。
この子たちの中になくてはならない、
音楽を楽しむ心・・・が探せなかったのがとても残念に思う。

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この子たちは、学校では厳しいレッスンの先生、
家ではお父さん、お母さんに叱られないように・・・?嫌々弾いている?
たぶん、大半の子が『やらされている』という思いで練習しているのではないだろうか。
確かに、専門的に何かをやろうとするならば、
大変な、努力が必要だしどの道も甘くはない・・・。
何かを捨てなけなければならないかもしれないし・・・。
でも、ここにいる子たちには、まだ早い。
目的を持って進めるように、
上手くなるということは、『好き』でいること。
厳しい音楽の世界を教えていただくよりも、
今は『好きだ』、という気持を失わないように・・・指導してくださる先生が、
少なくなったような気がするのは、私だけでしょうか。
何となく、残念な思いです。

こんな風に思うお母さんって、
甘いのかなあ・・・。
気が向かない時にピアノ弾いたって、仕方ないもんナー。
少しくらい間違えたって、かまわない。。。
機械じゃああるまいし・・・って、フジコさんだって言ってるじゃない?
やっぱり、
音楽が好き。。。楽しみたい。。。っていう心があれば
人生、一段と楽しい・・んじゃないかな?って私は思うんだけど。