ひとり、想う秋。


何気ない日常は、足早に通り過ぎて・・・。
時々大切なものを少しずつ、落っことして、気付かずに過ごしていくよう。



子供たちといて・・・ふと思うことがある。
ああ、もうこんなに年月が流れたんだ。
一体私は、何をしていたんだろう?
私の小さな赤ちゃんたちは、もう15、13歳にもなってしまった。。。

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最近の子供たちは、本当に難しいお年頃で、扱いにくくなっている。

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学校というものは、確かに楽しい場所ではあるだろうけれど、
子供にとって、大きな社会。
思いっきり、自分を殺して生活しなければいけない時もあるはず。
嫌な事があると、家で機嫌が悪いからすぐにバレますね。
何でも話してくれているとは思っていたけど・・・
そうでもないお年頃。何となく寂しいけれど、
私も・・・そうだったし。
悩みがあっても時間を置いて話したり、
自分の中で消化して、話さなかったりと色々あるのだと思う。

2人を・・・遠めに見守りながら、
私はもう一度、遠い昔を重ねているのかもしれない。
とても、甘くて透明な・・・そんな自分の幼い頃を
 重ね合わせているのかもしれない。

子供を育てているつもりでいて、
実は、育てられているは・・・
 この未熟な私だったりする。



秋の夕暮れは、束の間。
沈む夕日、暮れなずむ街・・・。
じきに夜が追いかけてくる迄の
一人で途方に暮れていられる僅かな時間に・・・
ひとり、想う秋。