『お星様にお願い! おまけ』
←今回、一番上手く描けた御屋形様(爆)

御屋形様の御誕生日にUPする予定だった原稿です。
プロットの時点ではルーズリーフ1ページも無かったのに、
いざネームにしてみたら9ページの大作になってしまいました。

今回は、人物にペン入れを終えた時点で、
『果たして、那古野城に天守閣(らしきもの)があったのか!?』
という疑問が、浮上してきて、大騒ぎになりました。
手元にあった資料の復元図では、二階建てどころか、
瓦ぶきの建物すらなく、桧皮葺のでっかい寺のような感じで
描かれていたものですから、ネタの土台から
揺らいでしまいかねない事態になりました(汗)

しかし、
山岡荘八氏の小説で、信行擁立を企む林佐渡に与えた那古野城に
御屋形様が弟と二人で乗り込んでいって、天守へ登り、
『今なら俺を殺せるぞ?』
と豪語した、とかいう場面があったような気がしたので、
『あったことにしようよ、天守閣・・・ね・・・』
ってな妥協を経て、無事完成いたしました。

最初ページのじいの書いている文章ですが、
実は、道三殿の御屋形様への遺言状(国譲りの)の一部です。
大きく印刷されたものが、それしかなかったんです(汗)

さて、自分で描いておいて何ですが、
じいが可愛いvv
厳しいけれど、ちょっとどこか抜けているじいが理想です(笑)
吉法師様とか若とのとか、若とか、名前の呼び方がまちまちなのは、
文字数と字画数の関係もありますが、
じいの心情に合わせて、変えてあります。
個人的には『若!』が気に入っておりますが(笑)

あ、ちなみに天守におられたのは、大殿こと信秀様です。念のため。