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はて、面妖
題名 はて、面妖
著者 岩井三四二(いわい みよじ)
出版社 光文社
ISBNコード 978-4-334-92644-1
値段 1600円+税
発行日 2008年12月16日
メモ
短編集です。
全7編のうち、「善住坊の迷い」「花洛尽くしをあの人に」に信長公ご登場です。

善住坊は、朝倉攻めから辛くも逃げ帰った信長公が、京から岐阜へ帰る途中、
千種峠で公を狙撃した鉄砲撃ちの名手です。
信長を撃て。
冴えない人生に突如巡ってきた天下を動かすかも知れない大仕事。
いつも通り1発の弾にするか、命中率の高い二つ玉にするか。
迷いに迷った善住坊の決断が、彼の運命を急転させる。

花洛尽くしをあの人に。
確か、花洛尽くしと書いて、みやこづくし、とルビが振ってあった気がします。
上洛した信長公は、大方の予想を覆して、畿内を制圧し、京の政権を握ってしまった。
絵師の狩野家は公の元へ挨拶に行かねばならぬ仕儀に。
手ぶらでは行けぬ、さて何を持っていこう、と思案した末に、
足利義輝の依頼で書いていた洛中洛外図を献上することに。
しかし、図に描いてあったあるものに、信長公の鋭い目が光った。
狩野の運命や如何に!

おっそろしい信長公に色んな人が翻弄されてて可愛そうです(笑
岩井氏は、あと『難儀でござる』の近衛前久の話に公が出てらした記憶。
『たいがいにせえ』は未確認。『十楽の夢』にもちらっと出てらしたかな・・・たぶん。(調べます

入手方法
(2009年1月現在)出版社在庫あり。本屋さんで注文してあげて下さい。