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夢見る少年の昼と夜
夢見る少年の昼と夜~おかず増量中~ (ガールズコレクション) 題名 夢見る少年の昼と夜
著者 松山 花子(まつやま はなこ)
出版社 幻冬舎
ISBNコード 4-344-80385-X
値段 590円+税
発行日 2004年3月24日
メモ

初出 月刊きみとぼく2000年5・6月号、季刊誌コミックきみとぼく2001年Vol.4

2001年にソニーマガジンズから単行本が出て、ソニーマガジンズがコミック事業から撤退したので
幻冬舎が引き継いだらしく、幻冬舎名義で再販。
幻冬舎版に描き下ろしが2本追加になっているので、サブタイトルに、おかず増量中。とあると思われます。

短編集。そのうち小姓のおしごとその1・2・3(26ページ)収録。
美貌のお小姓、森蘭丸の掌でコロコロされる威厳もカリスマも無いセクハラ上様で大丈夫な方はレッツトライ!

◆入手方法
(2018年4月現在)幻冬舎版出版社在庫あり。近所の本屋さんで注文してあげて下さい。












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夢夢また、夢(『Dandy dragon』に収録)
Dandy dragon (OUT COMICS) 題名 Dandy dragon
著者 高橋なの(たかはし なの)
出版社 みのり書房
ISBNコード
値段 704円
発行日 1990年
メモ
表紙でお分かりの通り、伊達正宗の漫画です。
そのうち、番外編として、秀吉の「夢夢また、夢」というお話が収録されています。


昔々、そんじょそこらのサルとは違う、すっごいお猿さんがいました。
そのお猿さんには、飼い主さんがおりました。
美人でお洒落で、でも子供みたいで困っちゃう飼い主さんでした。
お猿さんは飼い主さんが大好きでした。
飼い主さんには、もう一匹、お気に入りのタヌキさんがいました。
タヌキさんも飼い主さんが大好きのようでした。
2匹は飼い主さんの笑顔がみたくて、それはそれは頑張りました。どんな無理も奇跡もおこしてみせました。
でも、ある日、飼い主さんは火事で死んでしまいました。

お猿さんは泣きました。
タヌキさんも泣きました。
泣いて泣いて、飼い主さんがいた場所に近づこうと年月を重ね、
ある日現れた、飼い主さんにちょっぴり似たような子竜と遊びながら、
ある日、二匹とも、飼い主さんのところへ行ってしまいました。
残った子竜は、ある日、見上げた空で、会ったことのない飼い主さんと、
お猿さんとタヌキさんが、楽しそうに笑っているのが、たしかに見えたのだそうです。
おしまい。

泣いた。

泣きました。

漫画ではめったに泣かないのですが、あまりの切なさに、目から汁が・・・・・・
そうよ、私はこんな心に刺さる、織田ファンが泣くような漫画が描きたいのよ!!
と悶えさせてもらいました。
たった12ページですが、是非織田ファンには読んでいただきたい作品です。

入手方法
残念ながら、絶版です。
2006年に、信玄&謙信公のお話が追加された『Dandy dragon&Spring tiger』(司書房)が復刻されたのですが、そちらも品切れ重版なし。
密林に出品されている時がありますが、元の本の5倍以上の値がついているという・・・・・どうせよと云うのですか・・・・
古本屋さんで安く見つけるか、思い切って密林で買うか、管理人にメールして下さい。お貸しします。












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私は利休(全4巻)
私は利休 1 (ヤングジャンプコミックス) 私は利休 2 (ヤングジャンプコミックス) 私は利休 3 (ヤングジャンプコミックス) 私は利休 4 (ヤングジャンプコミックス) 題名 私は利休
著者 画:連打一人(れんだ ひとり) 作:早川光(はやかわ ひかり)
出版社 集英社
ISBNコード (1)978-4-08-879307-8
(2)978-4-08-879426-6
(3)978-4-08-879544-7
(4)978-4-08-879692-5
値段 1〜3巻562円+税 4巻648円+税
発行日 2012年4月15日〜2013年12月15日
メモ

ジャンプ改2011年Vol.1〜2013年11月号連載。

ざっくり言うと、宗易様転生漫画です。
宗易さまの生まれ変わりのはずなんだけど、自覚のない平凡サラリーマンだった田中芳郎くん。
山上流家元の山上宗刻のお弟子になって茶道を勉強し始めた田中君は、
徐々に天才の片鱗を見せはじめますが・・・

と言う訳で、上様は2巻からご登場です。
織田三郎君、ネットバブルの風雲児で、若くして資産数千億。
平成の魔王、と呼ばれる三郎君は、最近茶道具の名物狩りの真っ最中で、
珠光小茄子を美術館ごと買取っちゃう、という大変剛毅な狩り方でご登場。
最初は何か悪い人っぽく出てきたんですが、田中君と宗刻君を巻き込んで、
今の茶の湯の世界をひっくり返そうぜ!!なんて言いだしちゃうわ、
田中君のピンチを颯爽と救いに来るわで、悪カッコよくて、大変美味しいポジションに収まってます(笑

3巻では、古田織部と高山右近が出てきまして、此の二人は完全に生まれ変わりの自覚も記憶も持っていて、
宗匠との再開を涙を流して喜んでいるのに、ぽかーんとしている田中くん(笑
神父様なジュストも良かったですが、オネエ系工業デザイナーの古織が可愛くてたまりません。
くねくねしてるし、変なポーズ取るし、おちつけ左介!!(笑

そして、個人的には、いよいよこれからだな!と、思っていたら、4巻で怒涛のエンディングを迎えてしまいました。
上様だよなぁ、と思っていた織田三郎君はやはり上様の生まれ変わりで確定だったのですが、
ジュストはじめ我々は、前世で果たせなかった想いを実現するために、生まれ変わってきた。
だから、限られた時間しか生きられないのだ。とか、衝撃的な発言をしたかと思ったら、
あっと言う間に、現代版安土城を東京湾に建てて、お茶会開いて、死んじゃいました。
結局、上様の果たせなかった想いは何だったんでしょう。
多くの人を巻き込んで、世界に誇る日本を体現したかったのか、
それとも、ただ単に、430年前に宗匠とした約束を果たしたかっただけだったのか・・・

素敵な上様でした。
有無を言わさず人を巻き込むだけ巻き込んで、
ああ、楽しかった。と、消えてしまう嵐のような上様でした。
ありがとうございました。

◆入手方法
(2018年5月現在)出版社在庫ありません。電子書籍版あり。












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