これは傑作です。坂口氏の描く信長の何と生き生きしていることか！
個人的には、坂口安吾の信長が一番好きです！！
読んでいると、なぜか江戸っ子の粋を感じさせる信長が、目の前を踊り過ぎてゆくようです。
惜しむらくは、桶狭間までしか書かれていないことでしょうか。
坂口安吾の作品の中で信長が登場するのが
『信長』
『織田信長』
『梟雄』
の三作。（他にあったら是非ともお教えください）
『信長』が３００ページくらい。『織田信長』『梟雄』は３０ぺーじくらいの短編です。
『織田信長』は松永久秀との不思議な友情が描かれ、『梟雄』は斎藤道三の物語です。
是非読んでください！！読むべきです！！絶対後悔しませんから！！！
講談社、筑摩書店、宝島社は在庫あり。富士見は品切れ重版未定。
文庫のくせに何故1000円を超えるんだろう・・・という不満はさておき、
講談社、宝島社は『信長』のみ収録。
筑摩書店は『信長』と『梟雄』を収録。『織田信長』は全集の６巻に収録されています。
富士見は確か、『信長』と『織田信長』が収録されていたと思います（うろ覚え・・汗）
おすすめの買い揃えかた（笑）は筑摩の文庫と講談社の『十四人の信長』をネットで手に入れる方法です。
講談社はたまに古本屋にあります。富士見は一度だけ目撃したことがあります。
図書館に行けば、どれかひとつはあるはずです。