凹んだ。 いや、分かっていたのです。戦国武将列伝に連載されてた時から。 ざっくり心をえぐられる感じ。 この素敵な人を失ってしまったのだと、思い知らされる感じ。 遙か高みに手の届かない感じ。
黒鉄さんの解釈というか、表現が大好きです。 短編集なのですが、どれもこれも切なすぎます。 例えば信雄の名前をつけるコマ、 茶筅を見つめる信長公、ハッとさせられます。 絵描き的視点で云うと、線が美しくてたまらない。 無造作な感じに見える線なのに、肩のラインとか、袖の翻り方とか、鼻筋とか、美しすぎる・・・
ところどころ、信長公と義元公(首)が仲良さげなのが すこぶる可愛い。