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地の日天の海(上下)
著者 内田康夫 (うちだ やすお)
出版社 角川書店
ISBNコード (上)978-4-04-873864-4
(下)978-4-04-873866-8
値段 1600円(上下とも)
発行日 2008年7月
メモ
主人公は随風、のちの南光坊天海。
天海の目を通して描かれる、信長、秀吉、光秀を主軸とした大河小説です。特にメインは秀吉。
信長公の家督相続あたりから、家康の江戸移封まで。
とはいっても、本能寺後は数十項もありません。
買って読むほど、信長公お出になりませんし、良くも書かれていないのでおすすめはしませんが、
秀吉ファンは読むべきかと愚考つかまつります。
代わりに、天海だから、と家康公ファンが読むと出番の少なさに涙を呑むかも。
折角、資料のほとんど残っていない頃の天海を扱ったのだから、
彼自身にもっとドラマを持たせてあげてもよかったのではないかと
思わんでもありませんでした。語り部終わっちゃったような印象。
陽の秀吉に、陰の光秀。
天海は終始秀吉に好意的。光秀は出てくる度に、その生真面目さが危うい、とか云われて、
謀反フラグ立ちまくり(笑
人を殺しすぎる、と云われ続ける信長公、果ては本能寺で、
可愛がっていた秀吉の事を思い出したりさせられて、挙句、
秀吉黒幕(というか、知っていた)説とか、信長公ファンには堪えました。
入手方法
出版社在庫あります。
























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梅雨将軍信長
タイトル 梅雨将軍信長
著者 新田次郎(にった じろう)
出版社 新潮社
ISBNコード 4-10-112219-9
値段 420円
発行日 昭和54年11月25日
メモ
初出は昭和39年。
短編で30ページくらいの作品です。
桶狭間と長篠の戦と本能寺の雨にまつわる話。
平手政秀の弟、平手左京亮は大気を読み、雨を読む。
信長はその進言に従い、勝ちを収め、また進言を退けて本能寺で最期を遂げます。
入手方法
(2013年12月現在)品切れ重版未定です。2010年再版の文庫は在庫あります。
古本屋にもネットにもたまにあります。比較的入手しやすいと思われます。
























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殿がくる!
著者 福田政雄
出版社 集英社(集英社スーパーダッシュ文庫)
ISBNコード 4-08-630201-2(殿がくる!
4-08-630213-6(殿がくる!―京都は燃えているか
4-08-630238-1(殿がくる!ニッポン最後の日!?
値段 660円/580円/600円
発行日 2004.8/2004.11/2005.6.24
メモ
信長公が登場するなんて察せられない表紙ですが(あ、でも1巻に影が・・・・笑)
歴史小説ではありません。所謂ライトノベルってやつですね。
現代(近未来)に信長公がタイムスリップしてきて、意志薄弱・お人好しを絵に書いたような主人公に出会い、
悪の陰謀(?)を暴いたり、日本を救っちゃったりしながら、次第に(心情が)変化していく、という、大変心温まるお話です。
性格はいたって豪放磊落・破天荒な信長公ですが、現代に来ても大物っぷりは健在。
懐刀一本を資本に、関東の競馬場・競輪場・賭博場etc・・で荒稼ぎ、やくざの大親分とお友達で、官房長官をパシリに使い、
お住まいは六本木ヒルズ、愛車は真っ赤なランボルギーニ・カウンタック・・・・・・
やる事為すこと豪快ですが、やはり信念は貫き通していて愉快痛快です。
英雄の出現を待ち望む、この閉塞した現代に、遂に・・・・・本物が来てしまいました(笑)
2巻からは、いっしょに連れてきてしまった森蘭丸も登場。可愛いです!(力説)
歴史云々は(ほぼ)関係ないので、気楽に楽しく読まれることをお勧めします。
入手方法
(2013年12月時点)品切れ重版未定。古本屋でもなかなか見かけなくなりました。ネットでなら200〜500円くらいで買えます。












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