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夢の雫
題名 夢の雫
著者 河原撫子(かわはら なでしこ)
出版社 彩図社
ISBNコード 4-88392-345-2
値段 650円
発行日 平成15年3月1日
メモ
てっきり歴史小説だと思って買ってみたのですが、思いっきりティーンズ文庫でした。
(表紙で気づけって)
女子中学生のような口調の濃姫様がどうもしっくりいきませんでしたが、
終始ご夫婦仲の睦まじい御屋形様と濃姫様には、心温まる思いでした。
岐阜入城から本能寺までは、かなり駆け足で書かれていました。
濃姫様視点なので、戦や政争についてはほぼ触れられていません。
らぶらぶなお2人を見たい(読みたい)女性にはお勧めで御座います。
入手方法
出版社在庫あり(2007年9月現在)
書店店頭には、まず無いと思いますので、注文してください。
古本屋では見たことないです。(いや、1回あったかな?)











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よわむし同心信長―天下人の声
題名 よわむし同心信長―天下人の声
著者 早見俊(はやみ しゅん)
出版社 コスミック出版
ISBNコード 978-4-7747-2247-4
値段 680円
発行日 2009年3月5日
メモ
主人公は江戸の同心、信藤長次郎。
剣の腕は良いのに、本番はからきし弱くて小心者。奉行所の同僚にはからかわれ、許婚の前ではおどおど、
と、まったくいいとこなしの長次郎の唯一の楽しみは、戦国武将、織田信長の史書を読むこと。

長次郎はある日、捕り物の最中に頭を強く打って気を失ってしまう。
目を覚ますと、頭の中で男の声がする。

わしは本能寺で襲撃を受けていたはず、ここはどこじゃ、 日付はいつなのじゃ!!

幸か不幸か頭の中に織田信長が住まうようになってしまった長次郎。
長次郎のあまりのだめっぷりに信長の叱責が飛ぶ。
そんな信長に尻をたたかれて、長次郎は頑張り始めるのですが・・・

という訳で、脳内の信長公にあれこれ言われて、事件を解決していく同心の冒険譚なのですが、
なんて羨ましいんだ、長次郎!!
げふん、ごほん。
面白かったです。名探偵(信長)には、やはり助手(長次郎)が必要なのですね(笑
明るくて可愛い許婚が、長次郎をデートに誘う件で、
『お前から誘わんでどうするか!!』
ってお怒りになる上様にどうしようもなく悶えました。

入手方法
(2009年12月時点)出版社在庫あり。本屋さんで買ってあげて下さい。











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よわむし同心信長―うらみ笛
題名 よわむし同心信長―うらみ笛
著者 早見俊(はやみ しゅん)
出版社 コスミック出版
ISBNコード 978-4-7747-2267-2
値段 680円
発行日 2009年7月5日
メモ
時は幕末、主人公は、江戸の同心、信藤長次郎。
織田信長の史書を読むのが大好きで、剣の腕はたつのに、気弱が災いして、同僚に「信長どの」とあだ名される長次郎は、
ある日捕り物の最中に、頭を打って昏倒してしまう。気付いた長次郎の頭の中で、叱咤する男の声がする・・・
その物言いは、もしや・・・・・

と云う訳で、
幸か不幸か頭の中に、信長公が住まうようになってしまった長次郎の、成長の物語なのであります。
1巻では、信長公に怒られてばっかりの長次郎でしたが、公のおかげで?今巻はかなり成長しました!
最後のお話なんか、公の指示に従わず、自分の信念のとおりに行動して、見事事件を解決してしまいますから。
でも、まぁ、一番成長したと云うと、許嫁をデートに誘った事ですかね(笑
信長公は相変わらず我が道を行くというか、楽しんでいるというか、
自分の好みのために、江戸っ子の長次郎に八丁味噌のお味噌汁を飲ませるような、かなりな非道なお暮らしをしておいでです(笑
天童藩の家宝が盗まれて、それを取り戻す、というお話がありまして、家宝を探してほしいと頼まれたのに、
家宝が何か、が教えてもらえず、長次郎は苦労するのですが、このくだりの信長公のツンデレっぷりが可愛さ百倍です(笑
天童藩は織田信雄の流れで、しかも家宝って言うと、オタクはすぐ何だかわかってしまうとは思うのですが、
信雄のばか息子が!とか云いながらも、実はやっぱり心配してたというか、気にかけてて、
でもそんな素振りは見せまいとしている信長公に、ものすごいきゅんきゅんしますvv
できれば何巻も何巻も続いてほしいですけれども、そうすると長次郎が可愛い許嫁と結婚できないからダメかな・・・(汗

入手方法
(2009年12月時点)出版社在庫あり。本屋さんで買ってあげて下さい。











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よわむし同心信長―消えた天下人
よわむし同心信長―消えた天下人 (コスミック・時代文庫) 題名 よわむし同心信長―消えた天下人
著者 早見俊(はやみ しゅん)
出版社 コスミック出版
ISBNコード 978-4-7747-2308-2
値段 680円
発行日 2010年1月9日
メモ
よわむし同心シリーズ第三弾!
時は幕末。主人公は江戸の同心、信藤長次郎。剣の腕は立つのに、気が弱く、美人許嫁の前ではおどおど。
と、いいとこなしの長次郎はある日、取り物の最中に頭を打って昏倒。目覚めると、頭の中で男の声がする。
・・・え、信長?・・・・今、織田信長って云いました!??

と云う訳で、
頭の中に本能寺の変の途中だった信長公が引っ越してきた、という、大変羨ましい男(笑)が、
公に叱咤されながら、怪事件をばっさばっさと解決していくお話です。
今回は、隠れキリシタンを軸に、全部のお話が進んでいきました。
そして、今回なんと、本能寺の変の黒幕は、宣教師と武井夕庵だった!!
という衝撃のラストが待っていました。
なのに、なんかやけに納得&反省しちゃってる信長公は必見です(笑

長次郎が劇的に成長してしまって、許嫁ともちゃんと喋れてるし、公の教育の成果?が出て嬉しいような、
なら、もう信長公要らないんじゃないの?という気がして悲しいような、不思議な気持ちです。
ぜひぜひ、ずっと続けて頂きたいと思います。
折角、幕末にしたんだから、日本史2大スター、坂本龍馬・織田信長の邂逅!
とか、いかがでしょうか。明智の末裔がらみで!是非!(笑

入手方法
(2010年4月時点)出版社在庫あり。本屋さんで買ってあげて下さい。











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よわむし同心信長―春の夢
よわむし同心信長―春の夢 (コスミック・時代文庫) 題名 よわむし同心信長―春の夢
著者 早見俊(はやみ しゅん)
出版社 コスミック出版
ISBNコード 978-4-7747-2354-9
値段 648円+税
発行日 2010年9月7日
メモ
よわむし同心シリーズ第四弾!
主人公は江戸の同心、信藤長次郎。
捕り物の最中に頭を強く打ったために、頭の中で織田信長の声が聞こえるようになってしまった、
大変うらやましいへたれ同心の事件帖です。

毎回、信長公ゆかりのエピソードにちなんだ事件があるのですが、今回は、弥助と山中の猿が出てきました。
いつもは長次郎の頭の中の御屋形様ばかりなのですが、
山中の猿のお話は、御屋形様の頭の中に長次郎が住まわってしまう過去のお話で、
無限と名乗る祈祷師が出てきたり、鉄砲の音で目覚めて、「これは謀反か」と云ってみたり、
そこかしこで、にやり、とできる面白い話でした。
ほっとんど御屋形様の独壇場で、長次郎が全然役に立ってないのが可愛かったです(笑
牛一と久太郎がゲストで出てまして、弥助の話は、御屋形様がとっても弥助を気に入ってたのがうかがえて、ちょっとキュンとしました(涙
で、
巻末で、ついに長次郎と許嫁奈緒との祝言の日が来てしまいました。
新婚生活に、頭の中の織田信長は完全なるお邪魔虫です。
どうなる、よわむし同心!?
ついに御屋形は過去に返されてしまうのでしょうか!?
(帰ったって、本能寺真っ最中だけどさ。

入手方法
(2016年3月時点)出版社在庫あり。本屋さんで買ってあげて下さい。