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若き日の家康
タイトル 若き日の家康
著者 鷲尾 雨工(わしお うこう)
出版社 恒文社
ISBNコード 4-7704-0833-1
値段 1800円
発行日 1995年7月
メモ
まさにタイトルどおり。
若いというか、子供の頃の家康公の苦労話です(ちょっと違
お話は、家康公が生まれるちょっと前から、人質交換で今川へ行くまで。
信長公は3分の2くらいまでご登場なさいません。
というか、前半は家康公というよりはむしろ、広忠殿の苦労話でした。
今川へ人質に行く途中、さらわれて織田方へ連れてこられた家康公を信長公が、
回りが見ていてはらはらするくらいスパルタ式にトレーニングをする訳です。
でも、それは信長式の愛情な訳ですよ。
水連の時も、人は浮くように出来てるからと云って、家康公を大きな深い河に投げ込んじゃうんですよ。
でも、すごく愛しているのがわかるのです。
次第に、家康公も信長公を好きになって、相思相愛なのです(笑)
織田は魔王、徳川はタヌキ、と信じて疑わない人は、決して読んではいけないお話でした。
だって、家康公こと竹千代君が、
「和子は、〜〜と思うの」
って喋るんですよ!可愛いと云わずに何というのですか!

発行は95年ですが、書かれたのは昭和16年だそうで、昔の文章の特徴というか、
読んでいてリズムがとっても良いです。漢字が難しいですが・・・(汗

入手方法
(2009年12月現在)出版社在庫あり。本屋さんで注文してあげて下さい。