愛の始まり




他人(ひと)の目ばっか気にして ロクに手もつなげないで
二人ぎくしゃくしながら 夜空の道歩いてく

川のほとりで そっと腰かけて
ちょっと離れて 夜空見上げた

ふと空見上げる僕たち二人 静かに星を眺めてみた
ボクラを見下ろす輝く星たち じっとボクラを見守っている
雲ひとつ見あたらない夜空に 一面に広がる大きな花火
いつか君の肩をだけたらと 愛の始まり考えている

辺りは草原だけど 緑に見えないんだよ
夜のせいもあるけど 僕のせいかもしれない

ほら流れ星 さっと捕まえて 
両手あわして 願いたくしたい

大きな花火「きれいね」とポツリ 呟く君の方がきれい
素直に「君の方がきれいだよ」と くさいセリフをとなえてみた
「ホント?」と一言そのあと僕の 肩に首を傾けたよ
このまま君の肩をだこうかと 愛の始まり考えている


打ち上げ花火 広がる下で
浴衣姿の 僕たち二人

僕の右手は君の右肩の 目の前で震えつづけている
君の左手は僕の左腰を 静かに抱いて眠っている
花火はすでに打ち終わったけれど いまだにここに佇んでる
そして君の肩を抱きしめて 愛の始まり祝っている





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