今年はいろいろありました。LC700が3度もHDDの修理のためメーカーへ直行しました。

そして今度は、HP DJ430の故障です。・・・・・

図面を出力の途中でランプが点灯しました。この直前まで異音を発しながら出力をしていましたが、まさか止まってしまうとは・・・・

『出力する使用頻度は、それ程多くありません。図面等のチェックはA3版を使用するためです。購入して約5年程度、ベルトが切れ易いとの情報は聞いていましたし、劣化しているのも確認していました。でも修理代金が高額なためためらっていました。』

【伝え聞いていた金額「約50,000−」程度】

このファイルをpdfにしたものが

データーの箱にUpしてあります。

みにくい場合はそちらもご利用下さい。

 
円形吹き出し: ベルトが切れた状態を示しています。
3つランプが点灯。

気を取り直して、HPカスタマサービスへTEL。「ご自分で修理する場合は、電話での問い合わせにはお答えできません。」

と一言助言をいただき、受付番号を教えてもらう。

修理担当から電話をもらえるとの事。でも待っても電話はこなかった。此方から再度TEL。

部品の注文できる部署の電話を教えてもらう。部品発注の部署へTEL。

「hpサービスオーダーセンター」TEL0120−250−589

やさしい女性の声の対応に心がなごみ、FAXにて部品の注文用紙を送ってもらう事になり、

納入期間の問い合わせには「注文受付から約5日程度で届く」との回答を受け、待つこと5日。ベルトが宅配便で届きました。

FAXで注文用紙を送ってもらったが、自己で行う修理に対する注意書きも3枚送られてきました。

 

 
宅配便の代金引換で送料込みで「¥2,100−」也

送られてきた駆動ベルトです。品番「C−4705−60082」

デザインジェット230/250c/330/430と共通の様です。(伝票の表記)

円形吹き出し: 上部カバーを外す場合左にスライドさせると外れるようです。円形吹き出し: この部分に上部カバーの力が掛かります。

1.        上部カバーを外します。2.左右のカバーを外します。

円形吹き出し: この部分はロール紙取り付けの部品です。このままでも作業はできそうです。

今回の作業ではスタンドとロール紙

の取付器具は外しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

右側駆動部のベルトの状態。

円形吹き出し: 破損したベルトです。円形吹き出し: ベルトのカスです。

円形吹き出し: ベルトの破損状況円形吹き出し: 上部のカバーを外した状態円形吹き出し: カバーは4分割です。
上、右、左、後
ツメで止まっています。
円形吹き出し: 一番右のこの部分に
突起があり
上部カバーの外れ止めになっています。
左側ガイド部分のベルトの状態。       

1.右の駆動部のカバーを外します。

円形吹き出し: a.背面のツメを外します。その後少し上に持ち上げます。 


円形吹き出し: b.前面のツメを外し全体に持ち上げます円形吹き出し: SWのボタンを
手前に引いて外します。その後
右カバーを外します。

 

左右のカバーを外すときに、少し力がいります。カバーの損傷も覚悟の上思い切って上に

持ち上げてください。

 

円形吹き出し: 操作パネル留め円形吹き出し: 操作パネルが留まっているフック状の部分円形吹き出し: 操作パネル部円形吹き出し: 操作パネル部円形吹き出し: SW部分

右カバーを外した状態「外観」  「内観」

操作パネルはケーブルが付いていますので、取り外しには注意が必要です。

 

 

 

操作パネル部分です。

 

 

 

 

 


2.       左側カバーを外します。

円形吹き出し: 3.
ヘッドのインクタンクのカバーを外します。
円形吹き出し: 破損もなくカバーは外れました。

 

 

左右のカバーを外すのには少し苦労しました。プラスチックの劣化を感じてしまいます。

手荒に扱うと壊れそうでした。壊れても良いとの覚悟が必要でしょうね!!

ここまで来れば、後はさほど難しい作業はありません。取り扱いに注意は必要ですが。

 

右側駆動部分           左側インクタンク部分 ここのビスはT15

トルクスレンチが必要です。

円形吹き出し: このビスを外すのに
トルクスレンチ(T15)が必要
円形吹き出し: ケーブルの取り扱いに注意

 

                 内部のビスは全て「T15」みたいですね。

3. 左側のステンレスガイドの取り外し。

円形吹き出し: インクタンク部円形吹き出し: ヘッド部

ステンレスのガイドのビスを取り外します。 無事にビスの取り外しが完了。

この後、ヘッドから外しますが、曲がらないように注意が必要です。

円形吹き出し: ステンレスのガイドをヘッドから外した状態です。

円形吹き出し: ステンレスガイドを外してから、このカバー部分を外します円形吹き出し: このビス1本を外します。

 

 

 

 

 

インクヘッドのカバーを外した状態    左側のプーリー部分

円形吹き出し: 上に持ち上げれば外れます。円形吹き出し: インクヘッドのカバーを外すためにこのコネクター部分を外しました。

 

ヘッドのカバーを外さないと軸からヘッド部は抜けません。

コネクターにはケーブルが付いています

プーリーの写真です。          右側駆動部のベルトの破損状況

円形吹き出し: ピンクの部分がベルトの破片でした。始めはグリスと勘違いしていました。
下はインクタンクを外した状態
円形吹き出し: この部分にもベルトのカスがこびりついていました。この部品も交換した方が良いでしょう。

 

 

 

4.インクタンク受けの取り外し

破損のカス等(ピンクに見える部分)を掃除機等で取り除き清掃します。

ヘッドと駆動ベルトの取付状態

円形吹き出し: モーター部分は可動式です。
左に動きます。
円形吹き出し: 清掃が終わりました。
新品同様????
綺麗になりました。
円形吹き出し: この部分でつながっていました。
以外と簡単な構造です。
円形吹き出し: ベルトはバラバラです。

組み立てる前にインクのカスを取り除きます。

右側駆動部の前面にこの部分があります

中にスポンジ状のものが入っていました。この機械は黒一色ですがカラーの部分も何故か付いています。ヘッドの交換でカラー仕様になるのかもしれませんね。

 
円形吹き出し: この部分がカスの溜まり場です。円形吹き出し: 駆動部の軸です。

インクのかすです。

 

円形吹き出し: ベルトの内外を間違えないように

新しいベルトを取り付けました。内と外を間違えないように

取り付けてください。

フックに掛けるだけの構造です。

 

 

 

テキスト ボックス: この後は、外した順番に元の状態に組み立てます。 

 

 


6.ステンレスガイドの取付

円形吹き出し: この部分を持ってガイドを引っ張って取り付けると簡単に取り付けられます。

 

 

 

 

円形吹き出し: この金槌はカバーを外すときに使いました。
割れない程度に・・・・
テキスト ボックス: その後ビスを取り付けて完了です。
後はカバーを取付て終わりです。

 

 

 

カバーをつける前にテスト印刷を行いました。

円形吹き出し: この紙を挟みました。

操作パネル部分の右側に紙を挟み、カバーの閉じた状態を認識させて、電源を投入します。

 

A4の用紙をセットして

テスト印刷。

無事に印刷されました。

 

今回のベルト交換に使った道具です。

左から、

ピンセット、T15トルクスレンチ(星型)、

T20トルクスレンチ(星型)、ペーパーナイフ

 

所要時間:約2.5時間

(カバーの取り外しが一番時間がかかりました。

慣れればもっと時間短縮が可能でしょう)