私は







店員「海パンはありますか?」






甘く見ていたのかもしれない。







ソラ「いいえ」






雄大に構えている奴は







店員「………」
ソラ「………」






確かにその牙を見せていたのに。













空色の雫(仮)突発企画
Nightmare of BIWAKO
~後編~















店員「では、代えのパンツはありますか?」

ソラ「はい」



特に問題も無く清算をすませ、(レンタル)ウェットスーツに着替える為に更衣室へ。


んしょ。んしょ。

……? 何か変だな。

首元が少し苦しくて、後ろはぶかぶか。

…………後ろ前?


むなしい気持ちを抑えつつ、フロントに戻る。

私はど素人の為、初心者用のビデオを見て、陸で少し練習。

ん。こんなもんかな。まぁ、上手く行くでしょう。




という、甘い考えを持ちながら湖へ。




モーターボートに乗ってウェイクボードをするポイントへ移動。

モーターボートに乗るのは、私・Gさん・Kさん・インストラクター(というか、運転士)の兄ちゃんの4人。

しかし、あれですな。

かなり寒いですな。さすが10月前の午後4時。

寒さに震えながら、ポイントに到着。


まずは、一番の経験者でもあるGさんから。


ボード(スノボみたいなやつね)を足につけ、

ライフジャケットを着て、

船の最後尾から、ゆっくりと湖へ。


Gさんの合図で、兄ちゃんがボートを走らせる。

さすがに何度もやってるだけあって、安定してますねー。

ソラ「Kさんは何回かやったことあるんですか?」

Kさん「ええ。でも、去年の話なんで、立てるかも不安ですね」


などと、おしゃべりしながら、コンビ二で買ったインスタントカメラでGさんの姿を撮る。


兄ちゃん(以下、に)「Gさんので感覚、つかめました?」

ソラ「んー、少し分かった気がしますが、ちょっと怖いですね」


ここにきて、ちょいビビる私。

Gさんが上がってきて、次は私の番です。

Kさんにインスタントカメラをお願いし、いざ出陣。


まずはボードを足につけて……

パチ パチ

ちょっときつめだけど、こんなもんか。

んで、船の最後尾から……



Gさん「あ、眼鏡」
ドボン






がぼがぼがぼ


!!??


体が浮かない!? しかも、足につけた板が浮いて頭がしずがぼがぼがぼ・・・


※わかりにくい図


           ↓板(浮力大)
           --          ←空気
------------/--------------- ←水面
失→  ゜。-/-  ←宮野想良      ←水中
わ     ●
れ    ↑
て    頭(浮力小)
い空
く気




がば・・ぷは・・・がばごぼがぼ

OK、落ち着け宮野想良。手であがけば何とか空気は吸えるんだ。落ち着いてかんがばごごぼあお

ぶは・・・Gさんは、着水後、普通に上半身浮かんでたよな。そういえば、Gさん、私が入る前になにかいってがこdそあdjdじょさこ

ぶは・・・・そうだ、そうだ。眼鏡がどうとか言ってたな。私のうっかりさん。眼鏡をしたまま湖に入る何って尾jファshじおさじょpflhkvだいおl

ぶは・・・・・とりあえず、眼鏡を渡さねば。手に持って水面に上げて取ってもらおう。


・・・・・ ← 眼鏡を水上に掲げる私

・・・・・・・・・・ ← だんだん息が苦しくなってきた私

・・・・・・・・・・・・・・・・・・!?!?!? ← 眼鏡を上げ続けてるともがけないことに気がついた私


ぶは・・・・・・んー、浮かないな・・・浮かない原因は眼鏡じゃなかったのか。

一瞬浮かんだ時に、船の上から叫び声が聞こえるが、5秒中4秒半は水の中にいる私にはさっぱり聞こえませんなぁ。

しかし、こうあがき続けるのも、私はおぼれてますとアピールしているみたいで恥ずかしいな。ここはひとつ、余裕を見せることにしよう。


・・・・・・・・・・


がばがぼがおばじfcさひおp:あうぇgvにおzxdl;kfvわういおじゃ


おかしい・・・なぜ浮かないのだ・・・

もう一度・・・もう一度考えるんだ。私とGさんの違いを・・・





まず、Gさんが



ボード(スノボみたいなやつね)を足につけ、

ライフジャケットを着て、

船の最後尾から、ゆっくりと湖へ。



だよな。で、私が



まずはボードを足につけて……

パチ パチ

ちょっときつめだけど、こんなもんか。

んで、船の最後尾から……



・・・あれ?



Gさん

ボード(スノボみたいなやつね)を足につけ、

ライフジャケットを着て、

船の最後尾から、ゆっくりと湖へ。



宮野想良

まずはボードを足につけて……

パチ パチ

ちょっときつめだけど、こんなもんか。


んで、船の最後尾から……










 救 命 胴 衣 ( ライフジャケット ) は!?














そりゃ、沈むよなー。と、自分ですごく納得してるところで船を運転してた兄ちゃんから体を浮かせてもらいました。

そして、板をはずすと、まだ安定して空気が吸えます。ああ、おいしい……

どうやら、上で叫んでいたのは「板をはずせ」ということだったのですね。さっぱり聞こえませんでした。

そして、思いつきもしませんでした。

どうにか船上に戻り、一息ついてるところに


Kさん「カナヅチ?」


ちゃうわい。…………たぶん。


ソラ「あ、Kさん。今の撮ってくれた?」

Kさん「え? ……撮ってないけど……」

ソラ「それは残念だ」


あれ? なんで唖然としてるの? だって、すごい面白い絵だったんじゃない?


こんどこそライフセーバーを着て、眼鏡も預けて、再チャレンジ。












~中略~













ぜーぜーぜー……

に「休憩しましょうか」

頭が若干くらくらする。

さすがにライフジャケット無しでの準備運動の所為で、残り体力が無かったもんな…

次こそは立つくらいしたいな。






Kさん、Gさんが滑った後、再びトライ。






立った! 立った! クr(略)






と、いうわけでなかなか満喫できました。

軽く、死の危険も味わえましたし。





再び、更衣室。

ここはお金を入れてシャワーが浴びれるらしいので、100円を投入。

ふぅ、あったまる……


ウェットスーツも返却し、帰るだけになりましたが、三人ともお腹がすいたので駅と琵琶湖の間にあるファミレスで軽く食事をすることに。

移動手段は深くは言いません。



・駅から琵琶湖へは、Gさんのバイクで2ケツでした。

・Kさんは、私を琵琶湖に置いて再びGさんが迎えに行きました。

・往復するのは面倒という会話がありました。

・Gさん(バイク所持者)-Kさん-宮野想良。

・べト●ム社会主義共和国では5ケツ・6ケツ当たり前。

・落ちそうで、怖かった……




ええ。深くは言いませんとも。



さて、ファミレスで食事も終え、会計です。


ソラ「あれ?」

Gさん「どしたん?」

ソラ「……」

G・Kさん「??」













「財布があらへん……」














G・Kさん「え!?」



OK、落ち着け宮野想良。今日の行動をヨーク思いだ寸dなjgwそあsxじjぁkl

いや、水の中じゃないから。

えーっと、ここに来る前に最後にお金を使ったのは……






再び、更衣室。

ここはお金を入れてシャワーが浴びれるらしいので、100円を投入。

ふぅ、あったまる……






怪しい……怪しすぎる……

シャワーつき更衣室なんて忘れ物帝王Ex(以下長いので略)の宮野想良としては、こんな絶好の忘れ物ポイントを逃すはずが無い。間違いない。

GさんとKさんに更衣室が怪しいと伝え、バイクでつれてってもらうことに。

Kさんとはここでお別れ。来たがっていた様ですが、正直、琵琶湖⇒ファミレス間は冷や汗が出たので遠慮してもらうことに。

再び、琵琶湖近くへ。が、






ソラ「閉まってますね……」







今の時刻は午後7時。秋ともなると辺りは真っ暗です。

フェンスをよじ登って入ろうという事になり、手にかけた所でGさんに電話が。



Gさん「財布あったって」



お店の人が拾ってくれてたらしく、中に入ってた名刺から連絡してくれたみたいです。

自分の携帯を見ると……あ、履歴が何件か入ってる。

Gさんと共に再びお店へ。お財布を受け取りました。

このような感じで、私のウェイクボード初体験は終了しました。







追記。





9月17日の私の日記(ゲーセンで音が出ない音ゲーをプレイしてしまった話)にて、いろいろなレスを頂きました。

▼木曽川ユウ
あれです、きっとネタの神様が降臨なさtt(ry ..2006/09/20(Wed) 10:32 (621)
▼宮野想良
ネタの神様とは社会人になったと同時に縁を切ったはずなのですがおかしいですねぇ・・・ ..2006/09/20(Wed) 21:59 (622)
▼ちゃめし
嘘だッ!! ..2006/09/20(Wed) 23:04 (623)
▼そらます
アーアーキコーエーナーイー ..2006/09/22(Fri) 01:20 (625)
▼ひらさか
流石はネタの神の寵児ですねぃ ..2006/09/22(Fri) 20:02 (631)




で、このレス(ちゃめしさん・そらますさん・ひらさか氏)に対して、ウェイクボードから帰ったらレスを返す予定でした。

「いや、ほんとに縁を切ったんですって。最近、ネタなことも起きないし」

と。

でも、返せなくなってしまいました。















神様。そんなに、私が好きですか?










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