だって… Vol,217
(白夜さん 作)
そら「白夜さん37作目です」
2号「………………」
そら「その沈黙は何?」
「久瀬さん。病院送りなったそうですね」
「ああ、あいつはちょっとあってな」
「祐一さんと舞はなにか知ってるんですか?」
「知ってるもなにも、俺たちはその現場にいたんですよ」
「一体どうしたのですか?」
「…たいしたことじゃない」
「だって…」
「佐祐理を賭けてバッティングセンターで勝負したら130キロの球を脇腹に強打しただけだから…」
「はぇ? 佐祐理を賭けたんですか〜?」
「ええ、なんか久瀬が「この勝負で勝ったら倉田さんは僕がもらうよ」って言ったから勝負したんですよ。勝手に告白してふられればいいものを……」
「…その時、初級でいきなりデッドボールした」
「勉強ばかりして運動不足だったんだろうな、ムリにバットを振るからだ」
fin
(自分の部屋という名の茶色い扉にて)
そら:130キロか……いたいね
2号:………………
そら:おい、どうした?
2号:(かきかき)
そら:なになに?『沈黙は金』……馬鹿?
追記・どうやら次でラストです