だって… Vol,320
(風鳴さん 作)
2号「この作品を貰ったのは?」
そら「………………………………半月前です。いや、だって、試験が……」
2号「言い訳は見苦しいよ」
「祐一さん、お話があります」
「どうしたんですか、秋子さん?」
「その………出来ちゃいました」
「………はっ?」
「ですから、出来ちゃいました」
「本当ですか………?」
「はい」
「そんな………」
「祐一さん、嫌なんですか………?」
「嫌というか……いろいろ問題があるじゃないですか」
「………祐一さん、それなら大丈夫ですよ」
「………どうしてそんな事が言えるんですか」
「だって…」
「元から祐一さんは私のだんな様ですから♪」
「え?」
「ふふふ♪ で・す・か・ら、近親相姦じゃありませんよ♪」
「え? え?」
「優しくしてくださいね、祐一さん♪」
「秋子さん………俺がだんな様ってどういう事ですか?」
「あらあら、言葉通りですよ」
「………けど、年齢だっておかしいじゃないですか」
「あら、それはそうですよ♪」
「ですから………どういう事なんですか?」
「だって…」
「祐一さんは一度若返ったんですから♪」
「はい?」
「アレは………若気の至りと言ったところでしょうか………」
「あ、あの………秋子さん?」
「だって…」
「まさかジャムの失敗作が若返りの薬になっていただなんて………」
「なんですと?」
「祐一さんが名雪と同じ赤ちゃんになった時はどうしようかと思いましたよ」
「………う、嘘ですよね?」
「どうでしょうねっ♪」
fin
(自分の部屋という名のコールドスリープにて)
そら:風鳴さんありがとうございました。そして、大幅に遅れてしまった事を心から反省すると共に(以下略)
2号:以下略ってお前……
そら:冗談です。本当にすみませんでした
追記・若返りのジャム……知識までもどるわけじゃないなら食べたいかな