何かうぐぅな人たち。8

祐一「美汐の出番だぞ」

美汐「はい。お手柔らかにお願いします」

祐一「美汐は真琴と遊んでいる時以外なにしてるんだ?」

美汐「そうですね…お茶を飲みながらくつろいだり、お休みの日はお昼のワイドショーを見たりしています」

祐一「…相変わらずおばさんくさいな」

美汐「ほっといてください」

祐一「もっとこう、若者らしいことしたらどうだ?商店街でショッピングしたりさ」

美汐「ショッピングぐらいしてますよ」

祐一「えっ!?そうなのか!?」

美汐「大げさに驚きすぎです」

祐一「いや、素で驚いたぞ」

美汐「ひどいですね、相沢さんは」

祐一「で、例えばどんな店に行くんだ?」

美汐「はい、夕飯の材料とかをスーパーでできるだけ安い物を選んで買ったり…

 バーゲンの時はデパートも行きますよ。婦人服売り場での服の奪い合いでは負けたことがありません」

祐一「……わかった。もういいから始めよう」

 

Kanon漫才8

祐一「はいはいどうもこんにちはー」

美汐「こんにちは」

美汐「相沢さんと」

祐一「天野 美汐です……ってお互いに相方を紹介してどうするっ!」

美汐「深い意味はありません」

祐一「訳の分からんことをするな…」

美汐「さあ…どうしましょうか。私けっこうバラエティーは見るほうなので…」

祐一「じゃあ美汐がボケで」

美汐「はい」

祐一「唐突だけど、美汐はUFOって信じるか?」(マジ唐突)

美汐「そうですね、けっこう信じる方ですよ」

祐一「意外だな…何か理由とかあるのか?」

美汐「簡単に言いますと…ソースビーム」

祐一「…は?」

美汐「青のりフラッシュとか」

祐一「UFO仮面ヤキソバンかよ!古いよ!」

美汐「あげ玉ボンバー」

祐一「いや、もういい!やめとけ!」

美汐「冗談ですよ。未確認飛行物体のUFOですよね?」

祐一「そうそう。どうなんだ?」

美汐「信じますよ。世の中には不思議なことが多いですから」

祐一「まあ、そうだな」

美汐「幽霊とかも信じる方です」

祐一「へぇ。何で?」

美汐「この間実際に見たからです」

祐一「本当か!?詳しく聞かせてくれ!」

美汐「学校の休み時間のことです。英語の授業の後でした。私が教科書をしまって、ふと廊下を見たとき…」

祐一「うんうん」

美汐「美坂 栞さんの幽霊を見ました」

祐一「死んでねぇよ!!たぶん生きてるよ!」

美汐「あ…それは失礼なことを言いましたね。すいません。」

祐一「確かに、シナリオによっては死ぬけど…」

美汐「…?」

祐一「いや、こっちの話だ」

美汐「それと、私は超能力も存在すると思っていますから」

祐一「へぇ。うちの従妹も使えるぞ。一瞬で寝れる」

美汐「実は、私スプーン曲げができるんです」

祐一「マジか!?ていうか俺の話し聞いてないだろ」

美汐「いまからやってみせましょうか…秋子さん、スプーンをお借りします」

秋子「了承」

祐一「本当にできるのか?」

美汐「はい。いきますよ…」

祐一「どきどき」

美汐「ふんっ(メキッ)」

祐一「ってオイ!!いや、ある意味スゴイ!スゴイよ!!」

美汐「今度からはエスパー美汐と読んでください」

祐一「えっと…却下」

美汐「…いいですよ、別に」

祐一「意外と力あるんだな、お前って…」

美汐「女の子に言うセリフじゃないですよ。失礼です」

祐一「あ、曲げたスプーンどうするんだ?」

美汐「…あ゛」

秋子「天野さん、スプーンは弁償していただきますね」

美汐「………」

祐一「こういうオチか?」



そら:頂いちゃいました(にこにこ)

2号:貴様って漫才とかほんとに好きだよな

そら:そりゃあもう。ね

2号:「ね」と言われても困るんだが……

1〜7までが気になる方 いったん戻って体勢を立て直そうと言う方