トヨストーリー


 

   

第82話
『危険なこと』

 


で、僕はいつものようにウインドサーフィンを
しておったわけですが、
ふっと、普段カイトをしている衆のあたりを見ると
海岸から車道を挟んで向こう側の木にカイトが
引っかかっていたのですよ。

ちなみに道路は海岸から3mほど上の
段差上にあります。


//////////木//////////
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- - - - - - 道路  - - - - -
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**********************
**********海岸********

まあ、誰かが間違って飛ばしてしまったのかと。

そのままウインドしていたら、ヘリコプターが
えらく低空飛行してきましたです。
なんか、訓練かな?と思ったんですが・・・・・

そうしたら、近くの畑に着陸したんですね。

で、よくみたら、
さっきのカイトの周辺に消防車、救急車が止まって
いたんですな。

そして、しばらくたっても結構な時間いるんですね。

「ああ、怪我でもして手当でもしているのだな?
手当てして『とりあえず病院へ行きますか?』」
という流れかと思ったわけです。

そしたら・・・・・・
救急隊員がいるあたりにブルーのものが見え始めました。

(なんせ、かなり遠いところから見ていたので)

よくみたら・・・・ブルーシートでした。

そして、消防車のクレーンで何かを引き上げる動作を
し始めていました。


ヘリコプターはドクターヘリだったようで、
ある時間飛んだ音(その時、ショップの中にいた)
がしたので、外をみましたが、まだ消防車のクレーンは
何かを引き上げようとしています。

結論をいいますと、
浜名湖にてカイトの方がお亡くなりになりました。
(ご冥福をお祈りいたします。)

ヘリは病院へ行く必要がなくなったため
行ってしまったのですね。

<ウインドの店長も事情聴取受けたようで、その情報>

・カイトのセッティング中に、飛ばされてしまい、
 岸壁に打ちつけられてしまった。
 (即死に近い状態だったとのこと。)

・その場所はオンショアの時(沖から岸へ吹く風)は
 カイト禁止という取り決めがあったらしい。
 (サイド(横方向より)の風でやらなければいけない?)

 この日は南北に延びる海岸線に対して、真西に風が吹いていて、しかもブロー(吹き込み)で18m/sぐらい吹いていたようです。

ということで、どんなスポーツにも危険が伴い、ルールに従わなければならないわけですね。

これからいろいろなスポーツにチャレンジするかたは、
必ずスクールに参加するか、インストラクターの指導を受けてください。

また、自分の技術を過信することなく・・・・・・といったところでしょうか。僕も気をつけたいと思います。

 
 
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