よしこ＠テキサス

成田経由で、今、アラモの砦のサン・アントニオという町。
ここでの用事は無事終了し、これから休日モード。

９．１１以来初めてのアメリカ。しかも、南部は初めてですが、
今までのところ、サン・アントニオの人々は、
親切でおっとりしているという印象を受けました。
テキサスは、Mr.Bの地元なので、あまり気が進まないまま来たのですが、
なんだか南部のファンになりそう。

きょうは、郊外へ出かけ、牧場で一日カウガールやってきました。
林の中を馬でお散歩したけれど、同行者はカウボーイたち。
馬上でタバコなどくゆらせて。う〜ん、マルボロの世界ですね。
たしかにかっこはいい。

西部の歴史のレクチャーをしてくれ、楽しいカウボーイ遊びを教えてくれたのは、
もと俳優で今、芸術家（渋い中年）と、元スタントマン。
「ジョン・ウエン知ってる？」と聞くので、「知ってるわよ」というと、
スタントマンは、ロケ現場でジョン・ウエンと一緒に撮った写真を持ってきて私にくれた。
おお、昔は、紅顔の美青年だった（今は白髪のカウボーイ）。

カウボーイハットとスカーフが必要なわけがわかった。
スカーフは埃よけ（だからすぐ口を押さえられるように、よだれかけみたいに巻いている）
帽子は、安全と実用。ほんものはきたないし埃まみれ。

でも、カウボーイスタイルは、実用と関係ないファションステートメントでもあるわけで、
街のモールのブティクの派手なブーツやおしゃれなブラウスなどが、いかにもテキサス。
２月になったら、ロデオ祭りのシーズンらしい。
さぞかしみんな派手に装うのでしょう。
「アニーよ銃を取れ風」の衣装がホテルのブティックにいっぱいあって、
なんだか気になる。
これ着てネパールで馬に乗ったら、どうかな？？
つまり、その、PR作戦として。
せめて、カントリーダンス用にブラウスだけでも買っちゃおうかな。

カントリー衣装は、アホくさいほど派手で、
日本で着ている人を見ると恥ずかしくなったものだけれど、
この風土の中で見ると、なるほど、と思います。
みんなで着れば楽しい？　ロデオの時に来ればよかった。

ここは、なんだかほっとするところです。
みんながリラックスしているからでしょうか。
あるいは、この町は多くの人種が交流してきた歴史があるので、
多様性に対する許容度が大きいのかもしれない。
交換留学でオーストラリアへ行く人が結構いるらしいですが、
うまく行っている例が多いとのこと。
ひょっとすると、気候が温暖で、土地も広いし、
気性まで似かよるのかな。

明日から、フロリダ。友人のシェフの家に滞在します。
ここもあったかそう。
週末は、他の人も招待して自宅でディナーを作ってくれるらしい。
彼の指揮する「レストラン」では何度も食べたけれど、自宅ははじめて。
よし、買出しから一緒にしようっと。
茶目っ気のかたまりのような人だから、何が起こるやら。

馬とおいしいたべもののあるところ、どこでも行く、よしこ

[2003/02/01 12:06:41]