--- ローラー台上の人になれ ---
MaCoyTigerが3本ローラーを使う訳とは。
実走になると妙に意気込んでしまって走行前に決めたテーマに
沿ったトレーニング内容から[外れて]しまうことがままあります。
路上で改善プログラムを消化するには周囲の安全を確保しつつ
トレーニングに集中できる環境を作るのは些か困難な事です。
実走では出来難い次の3点についてローラーに取り組んでいる。
◆トレーニングメニューで「消化できなかったこと」や
改善効果が得られなかったこと等の再確認と改善
◆集中力及び高難度練習の克服力(精神力)の強化
◆自転車運動の基本的運動能力構築・再確認・改善
--- ローラー台のプロフィール ---
拙宅には非売品の特製3本ローラーが有ります。
ローラー幅は60Cmほど有り
フレームは頑丈な鉄板で一人では持ち上げられません。
どんなに藻掻いても微動だにしません。
ローラーの太さは15Cm有り前後ローラーを工業用のVベルトで駆動する
モンスター3本ローラー?です。
かつてはこれで多くの選手が汗して育ったとか…。
「
三本ローラー所見」
●台上にある限り停止できない
●停止する迄ペダリングを続ける
(ペダリングをやめれば転げ落ちる)
●即ち台上にある限り休めない
●ペダルを回し続けなければならない
よって、自ら回さないとならないので自ずとペダリングの改善に繋がります。
★3本ローラー台上での堕走行は殆ど無いに等しいです。
車輪の慣性力しかないので足を止めると直ぐ止まる
Pist(固定)だろうがロード(フリー)だろうが同条件です。
★実走での慣性は車両重量と乗車人員重量が大きく貢献
するので堕走行を結構長い時間維持できますよね。
下りに於ける位置のエネルギーは無視できませんよね。
(Energy総和は同じ)
★走行バランス向上に貢献出来ます。
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------ 台上手放し出来るか否か試して見ては如何 -----▲
★また、路上走行と異なり風圧による上体浮上効果がないので
上体姿勢維持の筋力が求められます。同時に下り走行時あるい
は定常走行で得られた慣性力を利用しての堕走行は出来ません。
つまり、台上と実走で同じ時間運動した場合はペダリング回転に
おいては実走の比ではありません。同じ時間運動するとローラー
の方が心身共に疲れますが、持久或いは克服する面から見ると
三本ローラーを経験するのもいいかと思います。
「
三本ローラー持論」
よく固定ギア車Pistでローラートレーニングをするとペダリングが
旨くなりと言われますが、ローラーから逆駆動されペダルを回さ
れるので"自力で回せる範囲"の回転なら固定のほうが楽です
しいい加減に回してもOKです。 (極端な言い方かと思うけど)
ロードでは足を止めるとローラーを介してタイヤ並びにペダルへの
逆駆動が得られないので
上手にペダルを回さなければならない。
【踏む…駆動力を得る、引く?…回転抵抗低減力を得る】ペダリング
3本ローラーこそ正にロードレーサーに適したマシンなんです。
故に……
ロードで三本ローラーは効果的運動です。
欲を言えばロードで慣れたら固定で更にUP。
平成18年12月31日(日)
MaCoyTiger