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自転車復帰から学ぶこと色々  --------------

 私の拙い経験談を交えて感じた事を紹介いたします。
 長文になってしまう事を前もってお許し下さい。
 また、文中の語彙不明瞭・誤字脱字については御容赦ください
 ますようお願いいたします。

自己紹介
水戸市在住の還暦を過ぎた「老獪・自転車男」です。
自転車以外に、ウオーキング、ジョギングも楽しんでおります。
スポーツ意外には模型飛行機があり人生生涯の趣味となるでしょう。

自転車との遭遇
自転車に乗り始めたのは30歳の中頃からで50歳までの間ロードレー
ス,センチュリーラン,トラックレース等を楽しんで参りました。
50歳を境に休止し,昨年の4月まで自転車から遠のいておりました。
休止後暫くは自転車振興会主催行事などのサポートしておりました。

自転車生活への復帰
昨年春に早期退職し5月から再び自転車に乗り始め現在に至っており
ます。昨年は5〜11月末迄に凡そ5000Km乗り込むことが出来ました。

自転車復帰初めての「峠越え」
復帰3ヶ月目で十年ぶりの峠越え致しました。登り平均勾配10%,5Km
の峠が復帰最初の挑戦でした。家から峠まで30Km走って、峠の入り
口です。登り初めて凡そ1Kmで足が動きません、精神的に耐えること
が出来ません。このまま登っても只辛さだけが残ると判断しその時点
でユータンして峠の入口へ戻りました。

そこから再び登り直し先程撤退した地点を越え中間地点まで登った
ときに充実感にあふれると供にこれなら登り切れるというわずかな
望みと自信がわいてきたのです。
そして十年ぶりの峠越えを無事達成できたのです。嗚呼感動也!。

 ここで学んだことは「力んでは駄目だ」と「勇気ある?撤退」で体
 力・精神へのダメージを残さない事でした。無意識で体全体が力ん
 でしまい無駄なエネルギーを使ったことが原因でした。
 かつては登れたという過去の自負が追い打ちを掛けたのも力みに拍
 車を掛けたことも最大要因のひとつでした。

当時、乗り込んでいた頃はこの峠はフロント40、リヤ19〜21で楽々
登っていたのです。過去の経験(自負}これが力みの原因でした。
過去の経験はとても重要ですが、体力だけは経験で補えません。そ
んなことをスッカリ忘れて舞い上がっていたのです。

復帰最初の峠越以後は、峠アタックを開始
力まず、無駄の無いペダリングを意識し、軽いギアでの足慣らし。
そして長年休んでいたために落ちてしまった体全体の筋力の回復ト
レーニングを再開致しました。
再開時に行わなかった「登坂走行」を回復トレーニングにいれた。
これによって登坂走行時に使用する筋力アップの一助が出来るから。
(あえて登りを避けていた?というより自信がなかった)

自転車は「足」が重要な動力源ですが足のパワーは足→ペダル→ク
ランクアーム→チエンリング→チェン→リヤスプロケット→ホイル
の駆動力に変換されます。円滑なトルク発生と伝達を心がけて…。

足のパワーはペダルに掛かることだけではありません。
その反力で(作用反作用)で踏んだ力相当分を腕や体で受け止めない
と体が浮いて前進力の損失を招きます。(反力を押さえる力が欲しい)

今更乍ら、自転車は足だけで乗る物じゃないんだと思い出しました。

無駄のないそして効率的に動力を生み出せれば峠越えもまた違った
楽しみが生まれてくるとそう思ってこれまでしてきた事を今更なが
ら思いだしております。

駆動系について
復帰当時は14年?前に組んだ8速のDuraAceでした。
最初の峠越え直前に現行リヤ10速対応に変更しました。
 現在の駆動系の構成は以下の通りです。(リヤは3種類)
チエンリング
アウター 50T インナー 39T
リヤカセットスプロケット
その1 11 12 13 14 15 16 17 18 19 21
その2 12 13 14 15 16 17 19 21 23 25
その3 14 15 16 17 18 19 20 21 23 25

チエンリングアウターですが、自転車を始めた時からずっと50Tを基
本にして乗ってきております。幾分ギア比を小さめにして回転数を
上げる乗り方を通してきました。

チエンリングインナーですが最初は42T、徐々に回転をあげてという
乗り方に換え乍ら42→41→40→39と変遷してきました。それにつれ
てリアギアも対応させました。
余談ですが自転車に乗り始めた頃はフロントインナ42は定番でした。

リヤカセットスプロケットですが。
歯数1枚の重みはトラックレース(シングルギア)を通して嫌と言う
ほど辛酸を舐めたり、してやったりと言うやり甲斐を味わってきて
おります。あと(あの)1枚へのこだわりと尊さ身にしみております。
そんなわけでTopから20迄はクロスレシオを基本にしてます。
ロー側については、20から25を限度に現在試行錯誤しております。

リヤカセットスプロケット「その2」について
 (その2:12 13 14 15 16 17 19 21 23 25)
Top12〜15は下り坂での使用しかないと思いますが?。Mid16〜19が
平地と緩斜面走行になるでしょうけど。Mid17からいきなり19だと
減速比が大きすぎて足の回転が追従しにくくなってしまうのです。

これだとロングドライブに於ける常用する選択ギヤ中心がが17と19
に限られてしまうのです(と思われます)。走行中の疲労回復にも支
障が出たり疲労が蓄積され中盤以降負荷に対応出来なくなるかと。
スムーズな変速を考えるとここは17 18 19とクロスしておくことが
良策と考えております。1枚の歯数の負荷の大きさは無視できない。

クロスレシオ
クロスレシオしているメリットとは負荷のへ迅速な対応変化がスム
ースで疲労時の急激な変速でのリズムを壊し難いと経験してます。
加齢と供に疲労回復周期が長くなる、しかし、負荷の変化は変わる
ことがありません。困憊する前に適切な変速は最良の対応かと思う。

余談------------------------------------------------
【 パワー∝トルク×回転数 】ですからね。
自動車(メカ車)の駆動力特性曲線を見てみるのもいいかも。
ワイドやクロスレシオの車を調べてみるのも面白いでしょう。
型録では駆動輪の駆動力と速度の関係で表されております。
それと駆動力と走行抵抗の重要な関係も知ることが出来ます。
走行抵抗の勾配抵抗と転がり抵抗があり知ることが出来ます。
---------------------------------------------此処迄

リヤカセットスプロケット
ジュニア向け規則に歯数の制限があります。成長期における運動障
害を避けるため過大な負荷を掛けることを規制するものです。加齢
に伴う運動障害を鑑みるのも適正な判断かと存じます。
シマノサイトにはリヤカセットスプロケットの説明が掲載されてお
りましたので参考にされては如何でしょうか。

参考 16〜27T リヤカセットスプロケット
シマノアルテグラシリーズCS-6600(10段用)ギヤ構成があります。
Top16〜Low27
16-27T 16 17 18 19 20 21 22 23 25 27
トップが16なのでリヤエンドにあたってしまう事がありますの
で注意しなければなりません。
 # 16〜23迄クロスです試してみるかな?試す意味あるかな??。
 # 12 13 14 15がなくてもフロント50でリヤギア中心が常用可能。
 # おめぇ〜ッそんなのヤッテ意味あんのがよっ。って言われそう!


健康に関して

体重----------------
復帰当時の体重85Kgから、現在では70Kgを僅かに切る迄落ちました。
身長175Cmですのでやっと標準体重に至ったと言うところでしょうか。
止める前と現在を今更比較するのもおかしいですが当時は65Kgでした。

 現況(平成18年12月30日)  数値は半年平均値
  体  重   64 Kg
  体脂肪率  11.5%

黒酢----------------
昨年(平成17年11月)からドリンクは黒酢を中心に切り替えました。
温かくなって走り込みをするようになったらレポート出来ると思う?

 現況(平成18年12月30日)
  黒酢、醸造酢、米黒酢など「酢」を試したが効果は同じだった。
  3時間以上走行しAVG速度を30KPH以上保つには「酢」だけでは
  ミネラル不足に陥り、肉体的な症状として痙攣を誘発しやすくな
  ったり疲労回復に時間が掛かるようになる。
  また、精神的に弱気になり易く我慢の限界が落ちてきます。
  所謂モチベーションの低下です。
 対策
  今年の5月からは単純に「食塩」を添加して効果を得た。

自転車新調中--------
半月で還暦を迎えますが、これを機に十数年ぶりに新調中なんです。
フレームはLOOK KG585で多分生涯最後の?カーボン自転車になるか。
カーボンフレーム歴は初期のTVTを2本乗り継ぎ、同TVT92Integralを
現在までパーツを換えながら乗ってきました。今回で4本目ですね。
納車が待ち遠しいです。

 現況(平成18年12月30日)
  平成18年5月にLOOKのKG585を新調(DuraAce使用)



これは
平成18年2月4日に自転車生活入門と言うBlogに自転車につ
いて小生が寄稿したものです。文責者として自転車復帰への
思いと自転車に対する考察を改めてサイトを通して公開する。

                     平成18年12月30日(土)

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