◇-「遊歩俳句大会」作品その10-前川整洋(11/21-20:33)No.106
106 | 「遊歩俳句大会」作品その10 | 前川整洋 E-mail | 11/21-20:33 |
俳誌「俳句界9月増刊号・遊歩俳句大会作品集」から各県ごとの掲載句で、 目に付い数句をシリーズで紹介しています。一言の句評も書き加えました。 福井県 万葉の牡丹の名札見て歩く………一島保子 万葉に因んだ名とは、おおらかでしっとりしたものであろう。その名から も、その花をよりよく知ろうとしているのである。何気ない行為を一句に留 めている。 山梨県 杜の道だずねそこかし蝶の舞………清水保夫 杜は神社の森である。森の中で、たくさんの蝶に出会ったとはフィクション じみている。が、神社の森だらら、蝶の舞が見られると思いたい。 岐阜県 桜まで桜くぐって坂の道………奥田智弘 坂道の桜は、上にも下にも花が見渡せ、平地の桜より豪華なはずだ。 |