◇-ご無沙汰致して居ります-福山人(7/13-10:24)No.144 ┗Re:お元気でなによりです-前川整洋(7/17-09:56)No.145
144 | ご無沙汰致して居ります | 福山人 | 7/13-10:24 |
fukuこと福山人で御座います。 Yahoo掲示板上で1年有余に渡り前川さんから親切丁寧な俳句の指導を受けて 居りました。 掲示板管理者のshirajikuboさんはこの春、奥様の郷里の方へ引越しをされる と同時に、山や俳句のトピ活動を辞められた様で、消息が判りません。 私、昨秋、皆川盤水系、朝妻力氏の俳句結社“雲の峰”に入門し、牛歩の歩 みながら毎月駄作を15〜20句程作るようにして居りました。 ただ、私も仕事に追われ、4月前後は1句だに出来ず、先行きに挫折を感じた りして居りましたが、最近は懲りずに下手な句を作り続けて居ります。 同門の高弟が“シリウス宇宙句会”なるメンバー対象のバーチャル句会を開 設してまして、私、此方へも投稿する事により、主催から教えを頂いて居り ます。 http://www2.ocn.ne.jp/~riki/riki/siriusu.htm この度、上記句会で下記のような評価を得られましたので、恥かしながら此 方へも投稿させて頂きます。どうぞお笑い下さい。 兼題【梅雨晴間】 梅雨晴間通勤靴に風を入れ 互選により、5人の会員から選ばれました。 主催からは下五が言いさしになっている事の拙さを指摘されました。 兼題【蚊帳吊草】 さうかなと蚊帳吊草の茎を裂き 互選により、4人の会員から選ばれました。 これも主催からは下五が言いさしになっている事の拙さを指摘されました。 【自由題】 万緑の秩父遍路に白雨かな 互選により、2人の会員から選ばれました。 主催からの評価は有りませんでしたが、この句は今、山の仲間が遣っている “荒川源流を辿る”に同行した時、詠んだモノで有ります。 秩父路や桑の実一つ口に入れ 山あひを薄ら染める蕎麦の花 山桜桃一つ摘んでまた歩く 木天蓼の白葉に隠る小さき実の 真夏日や武甲を映す二瀬ダム 上記5句は、前述“荒川源流を辿る”で詠んだモノを、俳誌“雲の峰”に投稿 したモノで有りますが、今詠み返して見ると、1句目と4句目も言いさしにな ってるようです。 どうやら、句道では言いさしは良い表現法では無いみたいですね。 余韻が有るみたいで私は好きなのですが・・・ 幾らか良かれと思える作が出来たならまた投稿させて頂くかも知れません が、その時はどうぞご批評ご指導の程宜しくお願い致します。 |
145 | Re:お元気でなによりです | 前川整洋 | 7/17-09:56 |
記事番号144へのコメント 書き込み有難うございます。Yahoo掲示板「山ハイ(俳句)・クラブ」の書 き込みが2週間ほど途絶えたら、消滅となってしまい非常に残念でした。 Yahoo掲示板の運営も簡単ではないようです。また、「山ハイ・クラブ」管理 者のshirajikuboさんが引っ越されたとの情報には驚きました。引越しととも にYahoo掲示板の活動も停止されたとは、どうしたことなのでしょう。fukuさ んは、武甲山で数回会われているとのことで、驚きもひとしおと思われま す。 その後の私の方は、緊張の糸が切れてしまい、作句には力が入っていませ ん。今月も何か作らなくては焦っていたところ、ニュースでこの暑により京 都貴船の川床料理が昨年の50%増の客足とありました。そこで、一句作り ました。 川床や情け容赦のあるときも 今年の暑さも大雨にも情け容赦がないようです。それから台風でもないの 洪水が多発するのは、地球温暖化のためのようです。 空梅雨にまた洪水といふニュース fukuさんのようにはあまり野山を歩いていないので、本線である写生句と はいきませんね。 ホームページ「シリウス宇宙句会」と「雲の峰」を拝見させて頂きました。 http://www2.ocn.ne.jp/~riki/riki/siriusu.htm http://www2.ocn.ne.jp/~riki/indexe.htm かなり活発に活動されていて、俳句のホームページとしてはトップクラスの 充実ぶりに感心しました。現代詩創作集団「地球」もホームページと立ち上 げたいとの意向はありますが、なかなか難しいようです。 梅雨晴間通勤靴に風を入れ 福山人 掲句は5人の互選句に挙げられていました。かなり上達されたといえます。 が、「風を入れ」の動作がわかりかねるところがあります。靴を脱いだこと とも思われます、となると。 空梅雨の靴脱ぎ風をまた入れる 靴を脱ぎベンチに座る梅雨晴間 ともなります。 木天蓼の白葉に隠る小さき実の 福山人 は、文語にすると。 木天蓼の白葉に隠るる小さき実 です。破調となりますが、うったりした感じにはなります。 山桜桃一つ摘んでまた歩く 福山人 語調を修正すると、 山桜桃一つ摘んではまた歩く 山桜桃一つを摘んでまた歩く です。この句は山桜桃に陶酔している気分が出ています。報告調の句は無く なった、といえます。それから「言いさし」とは、連用形止めのことのよう ですが、体言止めほどは定石ではありませんが、よくない方法との指摘は少 ないようです。先生の作風に合っていない、ということだと思います。 「て」止めはなるべく避るべきとはしばしば言われています。連句の2句目は 「て」止めにするとの決まりはあるようです。 この「四季の山レビュー」は、俳句と詩を中心としているためか、あまり人 気があるとはいえません。俳句およびいろいろな情報の書き込みを、よろし くお願い致します。 |