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タイトル: 文藝学校での紀行「斜里岳」合評
投稿者 : 前川整洋Locked!

URL   : 未登録
登録時間:2004年10月8日21時26分
本文:
台風22号が接近中です。台風のたびに、自然のパワーに対する科学技術の
無力を感じます。土砂崩れ、浸水の危険地域の人は、早めに避難するしかあ
りません。五月に三重県宮川村の村営バスに乗って大杉谷に入りました。宮
川村の台風被害は、深刻とのことで心配しております。
話は変わりますが。文藝学校の長谷川龍生先生の「詩講座」には月2回、3
年間ほど参加しました。同じ文藝学校の塩見鮮一郎先生の「小説・評論・エ
ッセイ講座」にも7月から参加しはじめました。先週は、新ハイキング誌6
月号に掲載になった私の紀行「斜里岳」を、合評作品として提出しました。
次のような批評がありました。
・ 読みやすかった。
・ 報告文、日誌風である。
・ 淡々と事実を伝えている。どう感じるか、感動するかは、読者に任せてい
る。山岳紀行とはこういう書き方をするのか、と思った。マニアックな世界
であり、山の経験がないと、理解できなかったり、興味がもてなっかたりで
あろう。
・ 斜里岳の魅力に的を絞って書いているのではないので、エッセイとしては
弱い。
・ 自分だけの特別な場所について、書いてほしかった。他の人にはどうでも
よい場所が、自分にとってはこうゆうふうに気に入ったといったこと。
・ 塩見先生:これを読むと、ここはこうなっているのかと分かるので、読み
ながら山に登ることができるように書いてある。一方、小説家を目指してい
る人には、文藝作品としては違和感があるであろう。

以上の批評を踏まえて、私としては、山に登らない人にも理解いただける、
文藝作品としても通用する山岳紀行を目指してゆくつもりです。


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