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◇-越後駒ケ岳に登りました-前川整洋(10/29-20:47)No.160


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160越後駒ケ岳に登りました前川整洋 E-mail 10/29-20:47

平成16年 10月1日〜10月3日
越後駒ケ岳  新潟県
甲斐駒、木曾駒、箱根駒ケ岳に比べ越後駒ケ岳は、どこにある山なのかもあまり知られていない山です。上越線からも八海山に遮られ見えません。奥只見湖へのバスの車窓からは間近に見えました。「百名山」であるためか、登山口の枝折峠に観光バスで来ているパーティもあり、山頂下の駒ノ小屋前の広場は凄い数の人でした。山頂からの眺めは上信越の山々が揃い踏みでした。
下山した十字峡から1時間半ほど先のバス停に歩いていて、釣り客相手の売店に立ち寄りバスの時間を尋ねたとき、居合わせたお客が車に乗せてくれることになりました。六日町の人だったこともあり、JR六日町駅まで送ってくれました。住所を聞いておくべきであったと心が痛みます。雨のなかを5時間以上かかっての下山だったので、早く列車に乗りたくて、お礼を述べただけで別れてしまいました。その3週間後に大地震が起こってしまいました。被害に遭われなかったことをお祈り申し上げます。
平穏な山村が、地割れや土砂崩れでずたずたになってしまい、大きなショックを受けています。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。
コース:
浦佐= 銀山温泉(泊) = 枝折峠 〜 駒ノ小屋 〜  越後駒ケ岳 〜 中ノ岳避難小屋(泊)  〜 中ノ岳  〜 十字峡  〜 しゃくなげ湖畔  = 六日町駅 
奥只見山荘の車で枝折峠まで送ってもらい、午前6時、歩きだす。登るにつれて左手に荒沢岳が大きく座している。さらに登ると越後駒ケ岳、中ノ岳も見えてくる。
   天高し力感ひたと駒ケ岳
 潅木林帯のアップダウンのくり返しから、小倉山に着く。多くの人が休憩している。かなり日差は強い。まだ、駒ケ岳は遠くだ。
 アップダウンのくり返しは続き、登り一辺倒となり百草ノ池に着く。ロープが張ってあって、池畔に行けない。ここから登りの傾斜はきつくなる。前駒ケ岳に登り詰める。駒ケ岳は間近である。平坦な稜線から岩場を登る。鎖場が2ヶ所あった。11時23分、登り詰めた所が駒ノ小屋の広場であった。膝より低い長椅子が数列あるが、登山者で一杯である。ここで昼食にした。目の前に平ヶ岳、その右に至仏山、武尊山と見えている。小屋の管理人に中ノ岳避難小屋まで、4時間で行けると言われ、思い切って行くことにする。
 約30分登って、越後駒ケ岳に着く。パノラマを満喫する。小出方面の盆地も俯瞰できる。
   秋天に触るる山々越後かな
 疎らな紅葉の稜線を中ノ岳避難小屋へ向かう。一気に下った後は、アップダウンが続く。岩場のトラバースに差しかかる。このような箇所があるとは知らなかっただけに、予想以上に時間が掛かりそうで不安なる。空も曇ってきた。岩稜を越えたが、あと一つ二つピークがありそうだ。かなりバテながらの一気の登り、午後4時10分、中ノ岳避難小屋に着いた。縦走路では誰にも会わなかったのに、小屋が満員なのに驚く。
 翌日は中ノ岳を越えて、雨の中を十字峡へ下った。


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