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◇-拙著「秘境の縦走路」-前川整洋(11/22-09:04)No.165


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165拙著「秘境の縦走路」前川整洋 E-mail 11/22-09:04

YAHOOの掲示板に次の書き込みがありました。
(スポーツ、レジャー > アウトドア > ウォーキング、トレッキング > 山
好きのための喫茶室)
 久しぶりに山の店に行って shikinoyamaさんの
《秘境の縦走路》の本見つけてきました。

 針ノ木岳〜烏帽子岳の縦走 いつか夢みてた山でしたが、私にはもう無
理…
 新宿駅のホームを思い出しながら 今読み始めました〜〜山を歩きながら
ここまで詳しく記録されていることに頭が下がります。

 そこで次の返事を書きました。
yamasukiさん、拙著を読んで頂き有難うございます。yamasukiさんは、飯豊
山に登っているほどの健脚なので無理とはいえませんが、船窪岳のコースは
年によって登山コースの様子が違うとのことで、十分注意する必要がありま
す。飯豊山は、“東北のアルプス”の言葉で表されている通りの秘境と思い
ます。
 11月17日、埼京線板橋駅近くの新ハイキング社隣りのレストランで「新
ハイキング誌」執筆者のパーティがありました。「秘境の縦走路」を読んだ
という人に話しかけられました。そのとき、題名が気に入ったが、この題名
はどのように思いついたのか、と訊かれました。「これは秘境だと思ったか
らです」と応えると、意外な回答に質問者だけでなく、回りからも笑いがド
ッと起こりました。世界に秘境はなくなったといわれる時代ですが、“秘
境”とは、客観的なものと、個人的な趣味のものとあるといえます。北海
道・斜里岳の清岳山荘では、どこに秘境があるのだと思って、「秘境の縦走
路」を購入したという登山者に出会っとことがあります。そうは言うもの
の、読んだら面白かった、とも言ってくれていました。
 詳しく書けているというのは、ジャンダルムのコースについては、翌年も
歩いて内容をチェックしたことによります。その翌年の歩行では、コースは
分かっているとの油断からか、3度ほどコースから逸れてしまい参りまし
た。難コースは緊張して歩いていないと、おかしなことになるようです。拙
著に書いてある、間ノ岳でコースから大きく逸れて浮石を踏んだのは、2度
目の縦走のときでした。
 船窪岳のコースは、人が少ない上に、活断層に崩された山腹の不気味さか
らも秘境といえる意外さがありました。


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