◇-伯耆大山に登りました-前川整洋(5/7-21:40)No.186
186 | 伯耆大山に登りました | 前川整洋 E-mail | 5/7-21:40 |
平成17年 5月1日〜5月2日 伯耆大山 鳥取県 中国地方の最高峰・伯耆大山(ほうきだいせん)は、遠方から眺めると独立 峰に見えますが、実際には弥山、剣ヶ峰、天狗ヶ峰、三鈷峰などの峰の連ね る山群です。最高峰は剣ヶ峰1729メートルですが、頂稜の崩落が激しく 登山禁止となっている。隣の弥山1709メートルには登ることができま す。登山道は丸太による段差の道が続き、太腿が張ってしまう登りでした。 かなり登る人の多い山で、山頂からは日本海と中国山地が一望でした。 コース: 米子 = 大山寺(泊) 〜 六合目避難小屋 〜 元谷への分岐 〜 弥山 〜 元谷への分岐 〜 元谷 〜 大神山神社奥社 〜 大山寺本 堂 〜 大山寺 = 米子 午後4時過ぎに大山寺に着く。小雨の中を旅館の建ち並ぶ参道の坂を登り旅 館に着く。旅館は宿坊だった。天気予報では明日は雨だ。 翌朝は晴となる。食事をとってからの8時に旅館を出だす。参道を少し下 り、大山橋を渡ってから山道を登りだす。重厚で古びた阿弥陀堂に立ち寄 り、修験道の山の雰囲気に浸る。丸太により段差がつけられた道を行く。辺 りは新緑の水楢とブナの森だ。坂の傾斜は徐々にきつくなる。強風による木々 のざわめきがかなりである。5合目の小広場に着く。石の祠があった。ここ からは日本海が一望である。 六合目避難小屋の小広場には多くの登山者が休憩していた。風が強いので 小屋に入る。5人で一杯の広さであるが、中年の夫婦がいるだけだったの で、私もここで休憩できた。 小屋からはかなり長い雪渓の登りである。登山ストックをもってこなかっ たので、慎重に登る。石のゴロゴロした急坂が続く。頂稜に登り詰めると、 そこは這松に似た伽羅木(キャラボク)の林が広がっていった。木道のプロ ムナードである。木道を緩く登り、11時38分、登山者で賑わっている弥 山山頂に着く。 ナイフリッジの頂稜の先に地肌をむき出しにした、かなり尖った剣ヶ峰が あった。日本海と中国山地が織りなすパノラマを満喫した。 褐色の大山頂稜風光る 山波の春の海へと大山にて |