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タイトル: 十勝連峰
投稿者 : 前川整洋Locked!

URL   : 未登録
登録時間:2005年7月24日09時05分
本文:
スポーツ、レジャー > アウトドア > ウォーキング、トレッキング > 山好き
のための喫茶室
上記のYAHOO掲示板にYamasukiさんの次の書き込みがありました。

しばらくです!
7月12日〜14日念願だった十勝岳縦走してきました。
 白金温泉〜美瑛富岳〜十勝岳〜富良野岳〜原始ヶ原までのコース

 最高の天気に恵まれ たくさんの花に出会いました。
 登山コースは思ったほど雪もなくアイゼンは着けなくても平気でした。美
瑛避難小屋前には水場がないのでかなり 下の雪渓から補給 少し上ったら
また雪渓が現れて…と2箇所ありました。
 十勝岳への道はさすがにすごい。まるであり地獄に入ったみたいなザレ場
緊張の連続でした。

 花の百名山富良野岳は今が1番いいとき、 花の多さに驚きました.ここま
では十勝温泉からの 日帰り登山が出来るためか人は多かったです。

 富良野岳からの下山は ザレ場の急斜面に冷や汗の連続でしたが、斜面に
咲くたくさんの花に癒されました。あまり人が入らないのか藪こぎ 熊に挨
拶しながら?進んでいくと目の前に原始の森現れる。木道もなく自然そのも
のの湿原にはワタスゲで真っ白 水芭蕉も残って咲いてました。ここに入り
込むことが なぜか申し訳ない気がしました。
 いつきても北海道の山の花多さ広さに驚きます。
―――――――――――――――
Yamasukiさんへ次の返信をしました。

好天気で良かったですね。壮大な大雪山を眺めながらの稜線漫歩と思われま
す。ぼくは5年くらい前の十勝岳に登りましたが、雨で縦走はできず、十勝
岳をピストンしただけでした。活火山の不気味な情景に立ちすくみました。
そのときの詩です。

   火山にて
           
山は怒っているか眠っているかだ
地中の鼓動が噴き出しているのが活火山
山腹斜面は熔岩で凸凹
稜線も谷も硫黄で白くただれている

シュエクスピアの悲劇の場面
生きているものは裏切られ突き落とされる
ここでシュエクスピアが演じられることはない
もし演じられたら
ハムレットもリア王も影の薄い存在となろう
寂寞の大地からは何も生まれない
噴火が繰り返されるだけだ
悲劇とはそんなものだ

生命を生み出し自然は
気まぐれであり
破壊的であり
爆発したりもする


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