◇-現代詩創作集団「地球」研究会-前川整洋(2/25-10:11)No.227
227 | 現代詩創作集団「地球」研究会 | 前川整洋 | 2/25-10:11 |
昨年からとりかかっていた、評論風の「ゴッホの絵とは何か」を書き了え、 横浜文学学校の合評・講評に提出しました。これで一息つけます。ところ で、現代詩創作集団「地球」の研究会が1月28日、北浦和の埼玉県労働会 館で開かれました。 秋谷豊代表から今年度のスケジュールと昨年のアジア還太平洋詩人会議(会 場は品川プリンスホテル新館)の報告、詩人会議のビデオ上映、同人が出版 した詩集の講評などがありました。詩人会議の参加者は396名(うち海外 詩人、報道、大使館関係80名余)で、11月25日18時10分からのN HK「首都圏ネットワーク」で『詩を友好の懸け橋に』としても放映され た、とのことでした。 『地球 140号』掲載詩に対する諸先輩の講評がありました。詩作法にか かわることとして、次のような指摘がありました。 ・ 散文と詩の違いのひとつに、行間の意味の重さがある。 ・ 細かく説明せずに、一つの言葉に広がりをもたす。 ・ 男性は観念的な詩を書く傾向がある。 ・ そのままの情景を書く―これはデッサンである。詩としては、自分との存 在に結びつけたい。 ・ むだな言葉を省く、一例として、そのとき、それは、ふと、といった言 葉。 ・ アレゴリーとは、意識の虚をつく、ことでもある。 ・ 抒情の裏側とは、我々の日常に見られないことでもある。 ・ 日常を、悪意をもって見つめる―生の意味を問い続ける。 ・ 起承転結では、どう起すかもポイント。 ・ 読者を意識する。 ・ 書き込みすぎは、焦点がぼける。 ・ 平坦な印象―心の奥底まで掘り下げる。 ・ 行間から膨らますものがほしい。 私の詩「巨岩と奇岩の山―瑞牆山を仰いで―」については中島登氏の講評が ありました。簡単に書いておきます。 岩のうんちくが語られている。巨岩の言葉が数多く出すぎである。神の創 造の偉大さを伝えている。 |