タイトル: 現代詩創作集団「地球」研究会
投稿者 : 前川整洋Locked!
URL : 未登録
登録時間:2006年2月25日10時11分
本文:
昨年からとりかかっていた、評論風の「ゴッホの絵とは何か」を書き了え、
横浜文学学校の合評・講評に提出しました。これで一息つけます。ところ
で、現代詩創作集団「地球」の研究会が1月28日、北浦和の埼玉県労働会
館で開かれました。
秋谷豊代表から今年度のスケジュールと昨年のアジア還太平洋詩人会議(会
場は品川プリンスホテル新館)の報告、詩人会議のビデオ上映、同人が出版
した詩集の講評などがありました。詩人会議の参加者は396名(うち海外
詩人、報道、大使館関係80名余)で、11月25日18時10分からのN
HK「首都圏ネットワーク」で『詩を友好の懸け橋に』としても放映され
た、とのことでした。
『地球 140号』掲載詩に対する諸先輩の講評がありました。詩作法にか
かわることとして、次のような指摘がありました。
・ 散文と詩の違いのひとつに、行間の意味の重さがある。
・ 細かく説明せずに、一つの言葉に広がりをもたす。
・ 男性は観念的な詩を書く傾向がある。
・ そのままの情景を書く―これはデッサンである。詩としては、自分との存
在に結びつけたい。
・ むだな言葉を省く、一例として、そのとき、それは、ふと、といった言
葉。
・ アレゴリーとは、意識の虚をつく、ことでもある。
・ 抒情の裏側とは、我々の日常に見られないことでもある。
・ 日常を、悪意をもって見つめる―生の意味を問い続ける。
・ 起承転結では、どう起すかもポイント。
・ 読者を意識する。
・ 書き込みすぎは、焦点がぼける。
・ 平坦な印象―心の奥底まで掘り下げる。
・ 行間から膨らますものがほしい。
私の詩「巨岩と奇岩の山―瑞牆山を仰いで―」については中島登氏の講評が
ありました。簡単に書いておきます。
岩のうんちくが語られている。巨岩の言葉が数多く出すぎである。神の創
造の偉大さを伝えている。
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