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◇-加賀の霊山・白山に登りました-前川整洋(8/6-20:06)No.238


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238加賀の霊山・白山に登りました前川整洋 8/6-20:06

平成18年 7月26日〜月28日
踵の痛みも癒えたようで、白山に登ることができました。白山は、深田久弥
の「百名山」にも書いてあるように、富士山、立山とともに三名山とされて
います。三名山というより三霊山という意味合いです。古来より登拝されて
きた山々です。男体山(2486m)、石鎚山(1982m)より高い山で
す。白山は、御前峰、剣ヶ峰、大汝峰からなりますが、最高峰は御前峰の2
702mです。
 もっともポピュラーな別当出合から登りましたが、急な登りはほとんどな
く登りやすい山といえます。しかし、麓からの日帰り登山は無理のようで
す。残雪もあり、お花畑も多く変化に富んだ山でましたが、まだ、梅雨が明
けていなくて、展望はありませんでした。
 山頂直下(御前峰までは40分)の室堂センター小屋は、収容人数750
人の国内最大級の山小屋で設備もトップクラスでした。この山小屋の前には
大きな神社もありました。
 御前峰からのお池めぐりは、道か不明瞭で残雪も多いので、室堂センター
のスタッフに、この天候では行かないように言われましたが、行ってみて無
理そうなら止めるつもりで、行ってみました。確かにコースサインがなく、
分かりずらい道でしたが、ガスっていなければ大丈夫なようです。コースか
ら外れると高山植物を荒らすことになるので、そのことからも十分注意する
必要があります。大汝峰の岩塊地も道が分かりずらくて参りました。

コース:
 金沢(泊) = 別当出合 〜 室堂センター 〜 御前峰 〜 お池め
ぐり 〜 大汝峰〜 室堂センター(泊) 〜 別当出合 = 金沢

 前日は金沢の泊まり、5時30分発のバスで登山口の別当出合に向かう。
7時50分、小雨のなかを歩きだし、すぐに大きな吊橋を渡る。ブナの混じ
る潅木林というより、低木林の登りからトイレ棟のある中飯場に着く。緩い
登りから、傾斜が多少きつくなり、また緩い傾斜となる。雪田を渡ってから
甚之助避難小屋に着く。なかで一休みである。雨降りのときの避難小屋は有
難い。3パーティほどが休憩していた。
 石段状となった箇所を3度登り、平坦な巻道となる。雄宝香、四葉塩竃、
白山千鳥、深山金鳳花などが咲き乱れている。
   白山の雨に白山千鳥濡れ
 「十二曲がり」と呼ばれる急坂から黒ボコ岩の広場に出る。ここで昼食を
とる。少しの登りで阿弥陀ヶ原に至る。笹の多い草原を横切り、ひと登り
で、12時22分、室堂センターに着く。室堂センターは、外見はログハウ
ス造りのホテルのようでもある。
   白山の阿弥陀ヶ原も梅雨明けず
 宿泊は室堂センター隣の山小屋であった。一休みしてから、御前峰に向か
う。登りだす前に神社に立ち寄り拝礼する。石畳の道から、砂礫地をのぼり
奥宮のある山頂に着く。雨は止んでいたが、展望はない。
 雨は止んでいて、ガスもあまり出ていなかったので、お池めぐりをしてか
ら大汝峰に登り、登路と反対側から下り、大汝峰を巻いて、室堂センターに
戻った。雪田とお花畑のコースではあったが、コースサインが少なく、雨が
降っていたり、ガスっていたら止めた方が無難である。


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