◇-残虐殺人の潮流-前川整洋(1/14-11:26)No.260
260 | 残虐殺人の潮流 | 前川整洋 | 1/14-11:26 |
家族内でのバラバラ殺人に社会が驚愕し、ニュースショウーでは内容の分析 がさかんに毎日行われています。人が人に制裁する殺人は古来からあったこ とではありますが、神をも恐れぬ残虐さから、殺人がゲーム化されているよ うです。 宗教心があれば、人を裁けるのは神仏でけである、ことに到達します。宗 教教育が必要な時代になっているといえます。高校において、ソクラテスの 「無知の知」、デカルトの「われ思う、故にわれ在り」という言葉を教えて いるのであれば、仏陀の慈悲、キリストの愛も真剣に教育すべきと考えま す。 他方、中近東では聖戦の名のもとに殺し合いが行われています。NHKのニュ ーススペシャルで先日放映されていましたが、サウジアラビアではイラクで ゲリラとなる若者が多く、対策として学校で教育している聖戦を、国王が認 めた戦いだけに限る、ことが検討されているとのことでした。聖戦とはユダ ヤ教、キリスト教、イスラム教の一神教ならではの戦いなので、理解しがた いといえます。 経済的裕福さや社会的地位最優先の社会体制は、残虐行為に走る精神構造 をつくり出すことになっているようです。どこの国も芸術・宗教も含めた文 化大国をめざしてもらいたものです。 |