タイトル: レオナルド・ダビンチの『受胎告知』
投稿者 : 前川整洋Locked!
URL : 未登録
登録時間:2007年5月20日13時19分
本文:
5/19(土)、国立東京東京博物館にレオナルド・ダビンチの『受胎告
知』を見に行ってきました。学生のときの友人も見に行ったと言っていまし
たが、日曜で40分並んだとのことでした。私のときは20分くらい並びま
した。
キリスト教というより宗教の澄明な趣があり、古典的な優雅さがありまし
た。詩人の宋左近先生は、この絵にはマリアと天使との対決があり、それは
神と作者との対決でもある、と『私の西欧美術ガイド』(新潮社)で書いて
います。ここでの神は神以前の神である、とも言っていて、神というより霊
的なものを指しているようです。私にはそのような緊迫感は、いまひとつ感
じられませんでしたが、立ち止まって見ていては、ガードマンから注意され
てしまう状況で、絵は数分間凝視していないと秘めているものは伝わってこ
ない、と残念な思いに駆られます。
別館ではダビンチが先駆した科学上の業績の展示もありましたが、人が多
すぎてどんなものが展示されているかを、一応見てきたという状況でした。
三重県全国俳句募集最優秀句が、次の句であったことが思い出されます。
受胎告知雲雀は空に上がりけり 丑丸敬史
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