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◇-御来光-前川整洋(8/26-20:55)No.291


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291御来光前川整洋 8/26-20:55

お盆休みの北アルプス・乗鞍岳山行では、木曽御岳を登ってからその日のう
ち乗鞍高原まで行きました。翌日は乗鞍岳を登ってから、霧ヶ峰の車山高原
まで行かなくてはならないため、山麓の観光センターをAM4:00の御来光
バスというのを利用することにしました。宿泊地の番所(ばんどころ)での
発車時間はAM3:30でした。せいぜい乗客は10数人くらいであろうと思
っていました。
 翌日、AM3:20頃に民宿を出だすと、天の川が横たわっている満天の星
空です。バス停には中年夫婦が1組いただけでした。バス停で空を仰いでい
ると3回ほど流星が現われました。定刻に来たバスが観光センターに着く
と、ほぼ満員となりました。次のバス停にも数人の乗客が立っていました。
車掌がドアーを開け、「バスは5台で来ていますから、後ろの5号車に乗っ
てください」といっているのを聞き仰天しました。そんなにも御来光に関心
があるのかと。マイカー規制があるため、バスの乗客が従来より多くなって
いることは、なっています。
 終点の2700mの畳平バスターミナルより、少し手前の道路上の方が御
来光に適したビュースポットのことで、その地点でAM4:45に5台のバス
が止まりました。200人くらいの人が道路に並び立ち、御来光を待つとい
う妙な光景となりました。八ヶ岳と穂高岳との中間の浅間山の右側がかなり
明るくなっているのに、雲がかかっているためか、日は現われません。5:
05になってやっと現われ、歓声が起りました。一気に空は明るくなり、ド
ラマは終わりました。多くの人々がいかにドラマを求めているかが、わかっ
た次第です。

   雲海に聳つ浅間から御来光


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