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タイトル: 初春の山
投稿者 : 前川整洋Locked!

URL   : 未登録
登録時間:2008年1月4日16時04分
本文:
近年は正月休みに、山に出掛けなくなってしまいました。2、3、4日と多
摩川の川原を、奥多摩の稜線を眺めながら散策しました。雨が少ないにもか
かわらず、驚くほど水は大量です。
     初御空ぼやけて弛む多摩の山
 ぼやけて弛むのは当たり前かもしれませんが、正月の緊張感と裏腹という
ようなことです。初御空は厳密には元旦の空ですが、拡大解釈して正月の空
でいいように思われます。
     日差もて川原をまつる初御空
 「まつる」にはいろりろな意味がありますが、祭壇をもうけるというよう
なこともあります。掲句には誰が行っているのか、という疑問も湧きます。
まつっているように見えるということにします。また、自然界の霊の存在を
感じてもよいかもしれません。


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