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◇-会社でのクレームとは-前川整洋(2/16-17:08)No.325
 ┗Re:会社でのクレームとは-高尾(2/18-11:20)No.326
  ┗ポンプの用途について-前川整洋(2/18-20:00)No.328
   ┗Re:ポンプの用途について-高尾(2/19-14:32)No.329


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325会社でのクレームとは前川整洋 2/16-17:08

横浜文学学校の掲示板で、多く書き過ぎとダブルブッキングの批判がありま
した。それをクレームとしたら、週末に副業で社長でもしているのか、との
どういうことなのか分かりかねる書き込みがあったので、次の返信をしてお
きました。

 クレームとは苦情のことですが、掲示板に多く書き過ぎとダブルブッキン
グの批判があったわけで、それをクレームとしたまでです。掲示板への書き
込む量ですが、いま話題のYAHOOの運営掲示板では2000文字以内となって
いて、これがグローバルスタンダードともいえそうです。
 それから会社の規模にもよりますが、クレーム対応は専門者の仕事で、経
営者が乗り出すことはないと考えられます。経営者クラスがかかわるとなる
と、クレームというより事故か事件となります。勤務先では熱と流れの解析
を担当していますが、解析依頼の3割くらいはクレーム対策のものです。ク
レームでの問題点を改善することが技術の進歩にもつながるわけです。
 余分な話となりますが、8年くらい前に2年間、大型ポンプ開発の部署に所
属したことがありますが、ポンプのクレームには、重大な順に次のようなこ
とがあります。
1. 羽根車の破断
2.揚程不足
3.効率不足
4.吸い込み性能不良
5.締め切り運転時の動力オーバー
6.部分流量運転における騒音や振動
7.据付けた構造物との共振による振動
8.メカニカルシールの加熱(高圧ポンプなどの場合)

 技術の進歩により、1と2はまずないといえますが、大型ポンプでは4の
リスクとは背中合わせといえます。性能が上げると流速が上がりキャビテー
ションという泡立ち現象が発生するからです。日本の人工衛星が落下してし
まい、原因究明に海底から引き上げたことがありました。そこで分かった原
因は、インデューサ(加圧の羽根車)でのキャビテーションが原因だったと
いうこともありました。羽根の先端ではキャビテーションは起こるものです
が、どこまでが許容できるものかを予測する技術を、各メーカが競っている
ところです。
 経営者までがかかわらなくてはならないクレームは、会社の存亡にかかわ
ってしまうわけで、これはクレームという言い方では片づけられないようで
す。経営者は、クレームを起こさない、起こしても対応できる人材配置、組
織構成を推進することが仕事といえそうです。

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326Re:会社でのクレームとは高尾 2/18-11:20
記事番号325へのコメント
私はクレームをつけたつもりは全くありませんので、クレームという言葉で
は意味が通じませんよという、婉曲な抗議として書いたものです。クレーム
というのは、やはり商品に対するもの、売り買いしたものやお金に関わる表
現ではないでしょうか。横浜文学学校では、互いに生徒という対等な関係で
あり、掲示板への書き込みは金銭のかかわる商品ではありませんので、先日
のような場合、言葉としては「指摘」「意見」くらいが適切かと思います。


> クレームとは苦情のことですが、掲示板に多く書き過ぎとダブルブッキン
>グの批判があったわけで、それをクレームとしたまでです。掲示板への書き
>込む量ですが、いま話題のYAHOOの運営掲示板では2000文字以内となっ

>いて、これがグローバルスタンダードともいえそうです。

そういう考え方もあるでしょうが、やはり他のメンバーたちもいるサークル
の活動ですので、まわりの空気を読む、他人と足並みをそろえるということ
も必要ではないでしょうか。あまり一人ばかりが大量に書くことに不愉快に
思う向きもあるようです。

> それから会社の規模にもよりますが、クレーム対応は専門者の仕事で、経
>営者が乗り出すことはないと考えられます。

業種にもよるとも思われます。出版社ですと、一人か二人で会社をやってい
るところも多く、従業員が5人くらいまでの会社が多数でしょう。20〜30人社
員がいるとそれなりの規模といえます。そのような場合、社長も編集業務ま
でやります。


> 余分な話となりますが、8年くらい前に2年間、大型ポンプ開発の部署に

>属したことがありますが、ポンプのクレームには、重大な順に次のようなこ
>とがあります。
>1. 羽根車の破断
>2.揚程不足
>3.効率不足
>4.吸い込み性能不良
>5.締め切り運転時の動力オーバー
>6.部分流量運転における騒音や振動
>7.据付けた構造物との共振による振動
>8.メカニカルシールの加熱(高圧ポンプなどの場合)

興味深いお話です。ポンプというのは何に使われるポンプですか。

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328ポンプの用途について前川整洋 2/18-20:00
記事番号326へのコメント
ポンプの一般的な使われ方としてはビルの給水用が思いつきますが、これは小型
ポンプです。大型ポンプは上水と下水用が一般的ですが、大口ユーザは、河川の
水を海に放水する機場です。大雨のときは、ポンプで放水しないと多くの河川は
洪水になってしまうようです。都市の地下にもポンプ機場があって、水を河川へ
と送り出しています。中国や中近東向けには、水路に水を供給するためのポンプ
を輸出しています。
 公共事業以外にも企業向けに大型ポンプは出荷されていますが、大きな物件では
ないようなので、何に利用されているのかは、深く考えませんでした。

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329Re:ポンプの用途について高尾 2/19-14:32
記事番号328へのコメント
>大雨のときは、ポンプで放水しないと多くの河川は
>洪水になってしまうようです。都市の地下にもポンプ機場があって、水を河川へ
>と送り出しています。中国や中近東向けには、水路に水を供給するためのポンプ
>を輸出しています。

それは知りませんでした。今度、川に行ったりする機会があったら、探してみよう
と思います。

人間、知らないばかりに何も気にとめないところにも、働く人の手がかかっている
のだと考えさせられました。

ありがとうございました。


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