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◇-「白露4月号」の山の俳句-前川整洋(3/28-21:14)No.403


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403「白露4月号」の山の俳句前川整洋 3/28-21:14

花粉症の季節でまだ山には出かけていません。いろいろと創作活動に忙しく
て、掲示板には何も書き込んでいませんでした。心機一転、俳句誌「白露」
掲載句の中から山の俳句選び紹介していこうと思います。

   山の名を聞いては忘れ龍太の忌   所沢 矢野潤水
吟行で目にとまった山の名を聞いてはみるが、未知の山であればすぐに忘れ
てしまう。「白露」前身の「雲母」主宰の飯田龍太先生は山国の俳人として
知られていた。山の名とともに龍太先生のことが去来したのであろう。

   寒に入る鈴鹿七峰乱れなし   鈴鹿 竹内郁代
そう高い山ではないが、清冽に峰が並ぶ。まさに寒の入りである。

   すこしづつ雲の剥がれて斑雪山   福岡 市橋忠明
「斑雪山」は、「はだらやま」と読み、残雪の山であるが、縞状に雪が残っ
ている山がイメージされる。幻想感のある雰囲気が、徐々に雲が離れ一段と
幻想的となっている。


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