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タイトル: 天城山
投稿者 : 前川整洋Locked!

URL   : 未登録
登録時間:2009年5月6日11時03分
本文:
平成21年 4月30〜5月1日
天城山というと小説『伊豆の踊り子』がイメージされるますが、伊豆半島を
東西に44キロにわたる山脈の総称で、天城峠から天城高原までの17キロ
が天城縦走路です。
 高校のとき一度ここを歩いていますが、曇天だったので展望は知りません
でした。今回は旧天城トンネルからではなく、踊り子文学碑から歩きまし
た。晴天でしたが、このコースはほとんど展望はなかったのは意外でした。
しかしながら、ブナ、ヒメシャラ、アセビなどの明るい森は満喫できまし
た。

コース:
 修繕寺 = 浄蓮の滝 = 昭和の森会館〜 滑沢渓谷 = 天城トンネ
ル 〜 旧天城トンネル 〜  二階滝 = 水垂 〜 河津七滝 〜 七
滝温泉(泊)= 水生地下 = 踊り子文学碑 〜 八丁池 〜  戸塚峠
 〜  小峰 〜 万三郎岳 〜 万二郎岳 〜 天城高原ゴルフ場 = 
伊東

 前日は浄蓮の滝に立ち寄ったり、河津七滝巡りをした。道路から狭い舗装
路を下ったところに浄蓮の滝はあったが、一気に歌謡曲の世界に飛びこんだ
ような雰囲気だった。
   浄蓮の滝に一途さ春深かし
 河津七滝は釜滝、蝦滝、蛇滝、初景滝、蟹滝、出合滝、大滝といろいろな
パターンの滝を鑑賞できた。大滝の降り口にある天城荘に泊まった。
 翌朝は6時にタクシーで出発、天城トンネルを抜け、水生地下から林道に
入り、踊り子文学碑で下車した。道に面した一画に川端康成のレリーフ入り
の文学碑があった。小説の雰囲気に浸ってから歩き出す。林道のT字路を左
に行き、少し登ってから水生地下道の山道に入っった。杉林から登るにつれ
て檜林に変わる。明るいブナの森となってから旧旧天城トンネルからの道と
合流する。8時21分、八丁池トイレ棟に着く。見晴台への道があり、2分
ほどで鉄骨製の見晴台に着く。八丁池や天城縦走路の稜線、河津それに反対
側の土肥方面の海、富士山などが見わたせた。トイレ棟に戻ってひと下りで
八丁池についた。
 四阿があった。ここにかつて山小屋があった場所で、以前来たときはそこ
に泊まったのであるが、環境保護のためであろう、いまはない。ここからの
八丁池には見覚えがあった。
 山腹を捲く平坦な道を行く。辺りはブナ、ヒメシャラ、潅木の森。9時4
0分、白田峠で軽食をとる。さらに平坦な道を進み戸塚峠に着く。ここから
は急坂を登り小峰に着く。さらにもうひと登りで、11時25分、万三郎岳
(1406m)に着いた。登山者でいっぱいであった。
 潅木林の一箇所に切れ間があり、そこから駿河湾と富士山が見えた。昼食
をとってから山頂をあとにする。
   上空に富士豆桜咲く山頂
 急坂を下り石楠立(はなだて)に下り、そこから登り返す。平坦地になっ
てから「アシビのトンネル」を抜ける。ほどよく明るく清楚な風趣がある。
下りとなって、潅木の切れ間から万二郎岳と熱川方面の海が見えた。登り返
して、12時25分、万二郎岳(1300m)に着く。潅木のなかの山頂だ
った。のんびりしてから、12時52分、天城高原ゴルフ場へと山頂をあと
にした。
   万二郎万三郎岳立夏


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